推理の時間です/法月綸太郎・方丈貴恵・我孫子武丸・田中啓文・北山猛邦・伊吹亜門(2024/01/18)【本要約・ガイド】
ミステリ好き必読! 6人の巨匠が贈る「読者への挑戦」アンソロジー『推理の時間です』
ミステリの醍醐味は、やはりラストのどんでん返しですよね。
えっ、そうだったの!? と驚かされることこそ、ミステリを読む最大の楽しみではないでしょうか。
そんなミステリ好きにたまらないのが、今回紹介する『推理の時間です』
なんと、このアンソロジーは6人の人気ミステリ作家による「読者への挑戦」作品を集めた、まさに夢のような一冊。しかも、解決編は最後まで袋とじになっているというニクい演出付きなんです。
収録されている作品は_
法月綸太郎「被疑者死亡により」 (フーダニット)
方丈貴恵「封谷館の殺人」 (フーダニット)
我孫子武丸「幼すぎる目撃者」 (ホワイダニット)
田中啓文「ペリーの墓」 (ホワイダニット)
北山猛邦「竜殺しの勲章」 (ハウダニット)
伊吹亜門「波戸崎大尉の誉れ」 (ハウダニット)
_の全6編。
ミステリといえば犯人当て、つまり「フーダニット」が定番ですが、このアンソロジーでは犯人だけでなく、動機(ホワイダニット)や犯行方法(ハウダニット)まで当てなければいけないという、なんとも挑戦的な作品ばかりが揃っています。特に「ホワイダニット」なんて、犯人よりも難易度が高いと思いませんか?
ところが、この作品集の作家陣はそんな難題も軽々とクリア。特に我孫子さんの「幼すぎる目撃者」は、まさに傑作と呼ぶにふさわしい秀逸な作品です。
さらにこの本の面白いところは、収録作家陣が互いの作品に挑む「真相当てコーナー」が巻末に用意されているところ。法月綸太郎さんは自分の作品を除いた全5作品に挑戦していますが、見事正解しているものもあれば、見当違いも甚だしい推理も披露されていて、思わず笑ってしまうこと間違いなし。プロ作家だって間違えるんだ、とちょっと安心できるかもしれませんね。
ミステリ小説が好きなあなたも、そうでないあなたも、ぜひ『推理の時間です』で、鮮やかなどんでん返しと、作家たちの真剣勝負を楽しんでみてください!
推しポイント
6人の人気ミステリ作家による「読者への挑戦」作品を集めたアンソロジー!
犯人だけでなく、動機や犯行方法まで当てなければならない!
作家陣が互いの作品に挑む「真相当てコーナー」が収録!
ミステリ好きもそうでない人も楽しめる内容!
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