マガジンのカバー画像

編集長24時間366日

638
出版プロデューサーであり、書籍編集長である一人の人間が日常活動の中で何を考え、どのように仕事をしているのかをリアルに書いていきます。
運営しているクリエイター

2024年8月の記事一覧

【出版脳のつくり方36】ライターとの取材は10時間が目安

本文をライターさんに書いてもらう場合。

1冊の本の素材を集めるためには、
10時間~12時間のインタビュー取材が
必要とされています。
1時間半~2時間の取材を、5~6回ですね。

実際はひと通り話してライターに書いてもらい、
追加で取材するケースもあります。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで、

もっとみる

【出版脳のつくり方35】本文はまず、全体を書き上げる。

本文を自分で執筆する場合。
まず、全体を書き上げることに全力を注ぎましょう。
細かい修正は、書き上げた後で可能です。

全体が見えないと、
細かい修正も効果的ではありません。
もちろん、編集者によって流儀が違いますので、
修正の方法や時期は確認してください。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで、

もっとみる
【全ての悩みが解決できるストレッチ!】

【全ての悩みが解決できるストレッチ!】

ベストセラー作家の祭典「著者フェス!」。
そのWeekly版として、
毎週土曜日朝8時から「著者フェス!Saturday」を
Facebookグループ等でライブ配信しています。
話題の本の著者をゲストにお招きして、
ご著書のエッセンスを語っていただこうという趣旨です。

今週8月31日(土)のゲストは、講師で整体師の福嶋尊さん。
ご紹介するのは、『すべての悩みはストレッチで解決できる』(秀和システ

もっとみる

【出版脳のつくり方34】執筆はあらゆる手段を駆使する

本文を自分で執筆する場合。
やりやすい、あらゆる方法を駆使しましょう。

音声入力、ChatGPTを使っている人もいます。
毎日2時間、必ず書くと決めている方がいます。
逆に、ホテルの部屋にこもって集中する方もいます。

自分が快適に書ける方法をぜひ、見つけてください。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハ

もっとみる

【出版脳のつくり方33】長い本文も一文字の積み重ね

本文を自分で執筆する場合、
編集者にいつまでに、
どの段階で提出するか、
きちんと決めてください。

全文を一度に提出してもらうより、
1章ごとに出してもらうパターンが多いです。
一つの章も1項目1項目の積み重ね。
細分化してコツコツ書くのです。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで、
著者としての考

もっとみる

【出版脳のつくり方32】時間をブロックする

本文を自分で執筆する場合、
時間を最大限ブロックしてください。

自分一人で集中できる時間と環境とつくりましょう。
初めて書く場合は、
おそらく想定より時間がかかります。
スケジュールには余裕を持たせてください。

締切を編集者と共有することも忘れずに。
―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで、
著者とし

もっとみる

【出版脳のつくり方31】自分で執筆するときの注意

本文を自分で執筆するか、
ライターを入れるか。
編集者と話し合って、決めましょう。

自分で書く場合は、
1項目を試しに書きます。
それを編集者に見せてOKが出たら、
あとはひたすら書くだけです。

自分が1項目を書くのにかかる時間は、
把握しておきたいものです。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで

もっとみる

【出版脳のつくり方30】良きチームづくりが良き作品を生む

出版が正式に決まったら、
編集者はあなたにとって
“パートナー”になります。

上下関係ではなく、
対等に付き合っていきましょう。

出版の仕組みや専門用語など
不明な点はどんどん質問して、
全ての情報を共有していきましょう。

良きチームづくりが
良い作品づくりに繋がります。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣

もっとみる

【出版脳のつくり方29】企画が採用されたら、時間をキープ

企画が正式に採用されて、
本格的な出版活動がスタートします。

編集者との打ち合わせが始まり、
執筆や取材など発売に合わせた
スケジュールが決まっていきます。

初めての方は、
全ての作業に想定以上の時間が
かかるかもしれません。
タイムマネジメントをしっかりと!

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで

もっとみる

【出版脳のつくり方28】企画変更に乗る手もあり

企画書が採用されても、
企画の変更を求められることはザラです。

企画書を見て、「この人は別の切り口でも書ける」と
その出版社が判断したということ。

別の企画に乗ってみる手はあります。
あなたの新しい可能性が
見えてくるかもしれません。
企画を変えて売れた例はけっこう多いですよ。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆

もっとみる

【出版脳のつくり方27】待つ覚悟も必要か

待つ覚悟をすることも必要です。
出版社に企画を売り込んでも、
採用はすぐ決定しません。

出版社内で編集会議、
販売部などとの会議、
役員(社長決裁)など、
3~5段階の審査があります。

その間、たいていの場合1カ月以上はかかりますので、
編集者を急かしたりは禁物です。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウ

もっとみる

【出版脳のつくり方26】プロデューサーなどプロの力を借りる

出版社に企画を売り込む方法その5。
出版プロデューサーなどプロに依頼する。

企画書作成や出版社との交渉が第一のハードル。
プロのサポートを受けることで、
採用される可能性の高い企画ができ、
出版もスムーズに決まる可能性が高くなります。

ただし、サポートの内容は人それぞれですので、
相手の見極めも大事です。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと

もっとみる

【出版脳のつくり方25】出版塾は仲間ができる

出版社に企画を売り込む方法その4。
出版塾に入るルートがあります。

出版の仕組みや企画書の書き方が学べて、
たいていの場合、出版社の編集者によるオーディションを受けられる。
費用と時間はかかりますが、
切磋琢磨する仲間もいます。
環境づくりとしてはベストかもしれません。

―――――――――――

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウ

もっとみる

【出版脳のつくり方24】著者から編集者を紹介してもらう

出版社に企画を売り込む方法その3。
著者から編集者を紹介してもらう。

著者とあなたが親しかったり、
信頼関係ができているなら
このルートは有効です。

編集者は著者の紹介を無視できません。
編集者は最低限、企画書を見てくれることでしょう。

ただし、紹介だからと言って
あなたが尊大な態度を取ったり、
編集者を急かすことはNG。
著者の顔を潰さないように言動には気を付けましょう。
――――――――

もっとみる