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読書記録「ハクメイとミコチ」
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
今回読んだのは(と言うか紹介したいのは)樫木祐人さんの「ハクメイとミコチ」KADOKAWA (全13巻)です!
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・あらすじ
身長わずか9センチ。森の奥で暮らす彼女たちは、とっても小さいのです。
緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。愉快で穏やかな、森の日常劇!
2018年 秋葉原はキュアメイドカフェにて、「ハクメイとミコチ」のコラボカフェをきっかけに作品を知り、そのままアニメイトで爆買いした漫画。
作中ではハクメイたちの身長が基準になっており、昆虫や動物、魚等は現実のサイズで描かれている。昔見た「ハム太郎」のような、小さい生き物たちの世界って感じ。
手に汗握る冒険があるわけでもなく、強大な敵と戦うわけでもなく、ただただ彼女たちの日常を垣間見る。
何が面白いって、小人でありながら、中身はしっかり大人であること(wikiによるとハクメイは23歳、ミコチは24歳)。ハクメイは大工として、ミコチは保存食や日用品を商店に卸す仕事をしている。
休日は港町アラビで貝を食べたり、夜行列車に乗って釣りに出かけたり。自宅に竹製のお風呂を作り、湯船で和酒のようなお酒を飲む日もあれば、無法者たちが集まる蜂蜜館のバーでウィスキーを飲むことも。
刊行当初はつくも神や精霊、生命の研究として動く骨などファンタジー寄りの話題が多かったが、最近は旨い酒と飯、小さいからこそできることなどが多め(それもまた良き。むしろね)。
魅力的キャラクターが多いのも良い点で、基本悪者がいない。無法者たちはいるにはいるけれども、気のいい奴らばかり。大抵酒と美味しいご飯で和解する。
何というか、この漫画を読んでいると、思わず旅に出たくなる。
自宅でゆっくりするのも良いが、出先で美味しいものを食べたり、それこそ旅先で楽しく過ごす術みたいなものを、ハクメイとミコチたちを眺めているうちに感じる。
漫画の刊行がほぼ1年周期だから、また来年まで頑張って生きようと思い出させる作品の一つ。アニメ2期もやらないか期待している。それではまた次回!
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