やっぱり神保町が好き
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
ほぼ毎週読書会をしていると、神保町に行くのが半分仕事のような気分になってしまう。
たまにはぶらり、ひとり神保町探訪。
最近は自宅から神保町まで自転車で向かう。護国寺辺りの坂道は行きはよいよい帰りは怖い。自転車は神田ブックセンター横の駐輪場へ。半日過ごしても100円で済むのはありがたい。
特にどこの書店に行くわけではなく、ぶらぶらと書店を巡る。読書会で薦められた本とか、前々から欲しかった本とか、目移りしながら歩き回る。
いつも姪っ子ちゃんに絵本を買うブックハウスカフェで原画展を訪れ、澤口書店の文学コーナーを一通り眺める。小宮山書店のガレッジセールも捨てがたい。
学生時代は神保町に行く度にカレーを食べに行っていたが、最近は本にお金をかけたいからとチェーン店の蕎麦で済ます。たまにはボンディとか行きたいけれども、あの行列を待つ元気はない。
TAM TAMの石窯ホットケーキやはちまきの天麩羅も食べたい。でも外食費分を本に充てたほうがいいよなぁと納得させる。
それでも珈琲だけは欠かせない。今日は2月に移転したばかりのミロンガ・ヌオーバで珈琲をいただく。店内で流れるアルゼンチンタンゴは読書を捗らせる。
CDやレコードの店にも入る。いつの間に中古CDショップのジャニス2号店が閉業していて悲しい。いづれはレコードで音楽を聴きたい。あと何故かカセットテープレコーダーも欲しい。
概ね書店巡りが終わると、秋葉原にも足を伸ばす。文学✕ボードゲーム会用に面白いゲームがないか吟味する。正直遺伝子レベルでオタクであることは否めない。
帰り道はお茶の水の丸善を経由する。ビジネス書や仕事系の本は最新の流行を一応チェックしておきたい。最近はあんまり買わないけれども。
最後にもう一度神保町の書店を見て回る。17時頃には閉まってしまう書店も多いが、見逃したものがないか懲りずに見て回る。
そろそろ帰るかと駐輪場に向かう途中、運命的な出会いを果たす。
一誠堂書店 店頭の本棚にて岩淵悦太郎さんの「悪文」日本評論社を発見。以前本屋さんで見つけたけれども、迷って買わなかった本。
これは私に買ってほしいのだなと勝手に解釈し、すぐにお会計へ。
書店員さんに渡したらおっ!と一言。
「今さっき出したばかりですよ。いい本を選びましたね」。
こういう偶然が起こるから何度訪れても神保町は楽しい。通販サイトで買えば一瞬で済むかもしれないが、本を探しているあの時間が楽しいのだ。
これがあるから神保町はやめられない。それではまた次回!