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信じることを恐れない。
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
三連休最終日。相変わらず予定はない。
幸いなことに、イオンシネマの6ミタクーポンが利用できる、絶好の映画日和。
いつかは観たい(読みたい)と思っていた『ベルサイユのばら』が劇場アニメになっていたので、観に行ってきた次第。
将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。
隣国オーストリアから嫁いできた気高く優美な王妃マリー・アントワネット。
オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ・グランディエ。
容姿端麗で知性的なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。
彼らは栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる。
上映開始から1ヶ月、すでに1日1本になっていたものの、座席はほぼ満席状態。
入場待機列はほとんど乙女ばかりで、一人で観に来た男性はほぼ皆無。先週の『ニュー・シネマ・パラダイス』とは訳が違うね。
それはさておき、「ベルサイユのばら」だ。
お恥ずかしながら、少女マンガ原作であることと、マリー・アントワネットの時代の物語である以外、ほとんど存じ上げなかった。
正直に申し上げれば、表紙に登場する二人、アントワネットとオスカルの恋愛物語だと思い込んでいたほどである。
とは言え、歴史に疎い私であっても、「レ・ミゼラブル」と「カード・シャーク」のおかげで、フランス革命は多少知っている。
後のマリー・アントワネットの最期を思えば、どちらの陣営についても悲惨なことに巻き込まれることは、目に見えている。
それでもオスカルは、愛する者のために、愛する民衆のため、そして愛するフランスのために、自らを捧げる選択をする。
心のみならず、指先一本、髪の毛一本に至るまで、全ては自由のために。
Because now I got a way
I must believe in my way
私の運命(Destiny)後悔はしない
どんな嵐も乗り越えてゆく
信じることも恐れず
これが私の道
激動の時代にあっても、強く、自らの信念を貫き通す"彼女"の生き様に惚れる。
いやはや、原作をしっかり読んでいれば、もっと楽しめただろうな。
古本屋で衝動買いした大和和紀さんの「はいからさんが通る」ならあるのだが。
そう言えば、母さんの実家に全巻揃っているって言っていたかも。泊まり掛けで「ベルばら合宿」したら怒られるかしらん。
こうやって、積読も溜まっていくんだよね。それもまた私の運命か。それではまた次回!
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