本好き必見!読書家向けのボードゲーム10選
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
読書の楽しみは「読むこと」だけではなく、様々な楽しみ方があります。なかでも、読書が好きな人は、ボードゲームやマーダーミステリーなどと親和性が強いと考えています。
本記事では、お気に入りの本を持ち寄るゲームや、本をモチーフにしたゲームなど、読書好き向けのボードゲームを10選紹介します!
本を使ったボードゲーム3選
みんなで本をもちよって
「みんなで本をもちよって」は、参加者がお気に入りの本を持ち寄り、お題カードの回答を自分の本の中から探すゲームです。
お題カードには「魔法少女の変身の呪文」や「ことわざのように聞こえる一文」、「新しいお祭り:『◯◯祭り』」など、約200種類ものお題があります!
おすすめの本を紹介できて、何度でも遊べるボードゲームです。
こじつけ?レファレンサー!
「こじつけ?レファレンサー!」は、図書館の司書さんになりきり、利用者からの希望や条件に沿った本を紹介し合うゲームです。
図書館の利用者は「孤独のシーン」や「変身シーン」のある物語や、何か「面白いもの」が描かれている物語。あるいは、「水玉っぽい感じ」の本や、「300ページ以上」の本など、様々な書籍をご所望です。
新米司書さんになり「お探しの本はこちらです!」と(こじつけて)紹介しましょう!
ゴーストライターの気持ち
「ゴーストライターの気持ち」は、自分のおすすめの小説を持ち寄り、実際の著者の文章と、ゴーストライターや編集部が創作した文章をクイズ形式で提示し、読者が正解を当てるコミュニケーションゲームです。
回答側の読者は「名作」と「駄作」チップを持っており、ゴーストライターは文章を考えて、読者を騙せた(名作チップを置かれる)なら得点、駄作チップを置かれると失点になります。
ゴーストライターとなって、著者を超えるような文章を生み出すのは大変ではありますが、読者を騙せた時の喜びはなんとも甘美なものです。読者は読者で、本物の文章を見抜くことはできるのか。
物語がテーマのボードゲーム3選
藪の中
「藪の中」は、芥川龍之介の作品をモチーフにした対戦推理ゲームです。
ゲーム参加者は探偵となって、とある町で起きた殺人事件を推理します。容疑者は3人まで絞れたものの、一人ひとりが知っている証言が異なるため、犯人に確信が持てないまま推理しなければなりません。
町一番の名探偵となるためにも、自分の推理が正しいのかもあやふやの中、相手にミスリードを誘うのが勝利の鍵となるでしょう。
四畳半ペーパー賽系
「四畳半ペーパー賽系」は、森見登美彦さんの「四畳半神話大系」を彷彿させる、サイコロを使った学生時代追想パズルゲームです。
大学4回生である参加者。最後の1年間(12ターン)を「バラ色のキャンパスライフ」にすることを目的に、学業や交友、恋愛、趣味に、時にはバイトでお金を稼いで四畳半を埋めていきます。
いかに四畳半をバランスよく、隙間なく、そして色とりどりに埋めていくことがポイントです。プレイ人数は1人から100人まで、大人数で盛り上がるのもよし、一人で最適化を目指すのも、また大学の過ごし方なり。
コロコロito
「コロコロito」は、小さい頃に何度も読んだ(もとい現在進行系で大人気の)コミック誌「コロコロコミック」とコラボしたボードゲームです。少年漫画っぽいお題が多いのも特徴です。
「ito」はお題に沿って1〜100の数字を言葉で「たとえる」協力ゲームです。自分の数字を使うことなく、参加者全員の手札の数字を小さい順に並べることを目指します。
なかなか参加者同士で価値観が合わないことが多く、自分が高いと思っていたものが、相手にとっては数字が低いものであることも。相手の「意図」を汲み取ることが大切です。
読書好きが集まってやりたいボードゲーム4選
横暴編集長
「横暴編集長」は、ランダムに配られたタイトルカードを組み合わせて、斬新なタイトル考案を目的とした大喜利系のゲームです。
とある出版社の編集部員である参加者は、自らのアイデア(手札)を組み合わせ、売れそうなタイトル、思わず読者が手に取りたくなるような表題を発表し合います。
空白部分の多いブランクカードを用意すれば、自分たちだけのオリジナルセットを作成できます!
本の虫
「本の虫」は、横一列に並んだ本を端から表にしていき、いわゆるババを引かない、あるいは相手に引かせるゲームです。
とある学校の文芸部員である参加者たちは、神隠しにあうとされる本を借りたらどうなるか、この目で確認し合います。ただ順番に本(カード)を引き合うだけでなく、本のタイトルに沿った効果を駆使して進めます。
運悪くワンターンキルが起こることもありますが、最後まで続くと参加者同士で疑心暗鬼になります。1ゲームが5分くらいで終わるため、アイスブレイクにもおすすめです。
ヒットマンガ
「ヒットマンガ」は、日本の伝統的な遊びである「かるた」をベースにしたパーティゲームです。
取札・読み札共にマンガの1コマが描かれておりますが、写真のように文字が書かれていません。読み手はそのコマで言っているであろうセリフを(感情を込めて)語り、その札を取れれば得点となります。
小さなお子さんから大人まで楽しめますが、ある程度ボードゲームをやった後など、全員が打ち解けているときにやると羞恥心が減って盛り上がります。大人だけならお酒の席でも面白いかも。
AMERICAN BOOK SHOP
「AMERICAN BOOK SHOP」は、「罪と罰」「白鯨」「変身」「源氏物語」が描かれた本(カード)を、誰よりも集めることを目指す対戦ゲームです。
古き良きアメリカのとある書店の店員である参加者は、くそったれの店長にトランプを没収され、ならば本をつかたゲームをしようと考える。中途半端に集めず、同じ種類の本を沢山集めるのが勝利の鍵です。
言葉遊びや大喜利ゲームの合間に、時には数字を使ったゲームもおすすめです。ケースがハードカバーの書籍のようでお洒落です。
おわりに
普段は読書会を開催している「東京読書倶楽部」では、スピンオフ企画として、本を持ち寄る「文学×ボードゲーム会」を開催しています。
ここで紹介した「みんなで本を持ち寄って」など本を使ったゲームや、「横暴編集長」「本の虫」など読書に関わるゲーム、その他物語の世界に入り込むようなボードゲームを各種用意しております。
本好きな方もボードゲーム好きな方も楽しめるボードゲームイベントです!