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アイデアは身近に(みたてのくみたて)

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

私事ではありますが、昔からミニチュアとか小さいものが好きなタイプである。

普通に「シルバニアファミリー」とか好きだったし、食玩の小さな料理とかと組み合わせて、一人でずっと遊んでいた方である。

今でも「ハム太郎」とか大好きだし、方向性と世界観が好みの樫木祐人さんの「ハクメイとミコチ」は全巻買っている。

そんなわけで(どんなわけで?)、東京 日本橋は高島屋で催されている「田中達也展 みたてのくみたて」を訪れた次第。

「ボタンひとつで絵が完成」
「プロポーズの切り札」
「楽器で奏でる食のハーモニー」
「鉛筆縮めば学力伸びる」
「西海岸ではなく腰海岸(ウエストコースト)」
桶(おーけ)ストラ

以前読んだnoterさんの記事だと、最後尾から入場まで30分程掛かったと仰っていたため、並ぶことは覚悟していた。

8月31日(火)まで開催で、今日は最後の休日とあってさらに混んでいたかもしれない。案の定、大混雑であった。

田中達也さんのミニチュア作品で言うと、青山美智子さんの「木曜日にはココアを」や「月曜日の抹茶カフェ」を思い出す。

ただ、お恥ずかしながら、展示会を訪れるまで存じ上げなかったのだが、田中さんは毎日作品を製作・投稿しているらしい。

作成の大きさなどには差はあれど、毎日新しく作品を作り続けることは大変であろう。

アイデアを考えるという行為は、料理に似ています。……料理をすればするほど「あの時作ったメニューをカレー味にしたらどうなるかな?」などのヒントが見えてきて、レシピも増えていく。……表現のアウトプットをすればするほど、減っていくどころか、掛け算でふくらんでいくものなのです。

「みたてのくみたて」 はじめに より部分抜粋

そうは仰っても、なかなか毎日面白いネタを探すのも大変ではある。

ただ、創作のネタというものは、案外身近に存在するものでもあるのだろう。

今回の展示会にて聞こえた声の大半は「可愛い~」と「なるほどね~」である(それらは私の声でもあるのだが)。

美術館での「なるほどね~」と若干異なり、「その発想があったか」「実際に見せられると確かにそうだわ」的な考えだろう。

毎日目にしているものから、こんなにもインスピレーションが湧くものなのかと。

りんごや、クリップ、ホッチキスの針は平凡で当たり前のものかもしれませんが、「見立て」を通して、それらの中に新しい価値や小さな幸せを発見してもらえたら、こんなにうれしいことはありません。

「みたてのくみたて」はじめに より抜粋

毎日目にしているものの中にも、様々な捉え方や価値がある。

そういう考え方は、noteなどの創作で大切なことでもあるけれども、それを見つけること事態が幸せなのかもしれない。

展示会後は、色々なもの見ようとついキョロキョロしちゃうのよね。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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