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コーヒーを1日1杯にしたら健康になった

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

去年の冬のことである。乗り換えの連絡通路を歩いている間に、急に思い立つ。

コーヒー飲まないようにしようと。

本当に何の脈略もない。主人公が嗜好品を断つ物語を読んでいたわけでもなく、天啓の如く頭に降ってきた。

仕事中には、2時間毎にはコーヒーを取りに行き、カフェインを多量接種していた。

そんな自称カフェイン中毒が、いきなり「0」にするのは厳しい。

そんなわけで、まずは「1日1杯にしよう」と目標を掲げた次第。


コーヒーを1日1回にした日のことは、今でもよく覚えている。

今まで1日に何度もコーヒーを飲んでいた手前、急に回数を減らしたら辛くなるかと思いきや、意外とあっさり順応した。

正直、コーヒーが飲みたくて仕方がなくなる(手が震える)かと思っていたが、飲まなきゃ飲まないで全然問題なかった。

もっとも、口寂しかったのは事実。

何かしら飲みたい気持ちはあるため、デカフェのお茶や白湯ばかり飲むようになった。

今までは朝昼晩と欠かさずコーヒーを飲んでいたけれども、回数を制限してからは、昼食後に1杯と自分なりにルールを設けた。

たまに制限を破ってしまうことはあるけれども、平日はほぼ毎日「1日1杯」を守り、かれこれ2ヶ月近く経っている。


それで、コーヒーを1日1杯にした結果だが、いくつか健康になったことがある。

※ あくまでも個人の感想です。

まず1つは、睡眠の質が上がったこと。

夕方以降にコーヒーを飲んだ日の睡眠と、飲まなかった日の睡眠の質が全然違う。

数値的な根拠を提示できるわけではないのだが、夕方以降にコーヒーを飲んだ日は、寝て起きてを繰り返しがちであった。

当然、熟睡できているわけではないので、目覚めも悪い日が多い。

だけど、コーヒーを1日1杯(昼食後)に抑えてからは、夜中に目覚める回数が少ない傾向にある。

これだけでも、結構「1日1杯」の効果が出ていると思われる。


それから、仕事のメリハリが出た気がする。

これも主観である。でもコーヒーを飲む時間帯を「食後」に統一したことで、「その時間まで仕事を頑張ろう」感が出ている。

飲むために頑張る、と言うと不健康かもしれないが、だらだらとカフェインを接種するよりかは、大分マシだと思っている。

それに、コーヒーを飲んだあとは、「後半も頑張ろう」という、一種の覚醒が起こる。

覚醒の効果とは、意識の解放だそうだ。一杯のコーヒーを飲み始めてから飲み終えるまでのあいだ、僕は意識が解放されるのを楽しんでいるのだろうか。

杉田淳子 武藤正人「こぽこぽ、珈琲」28頁より抜粋


休日においても、1日1杯にしてから、「ゆっくり味わおう」と考えることも増えた。

1杯1杯を楽しむようになったというべきか。

折角ならば、チェーン店の安いコーヒーではなくて、カフェでコーヒーを飲もうと改めて考えるようになった。

あと、スタバに行けば、ワンモアコーヒーを飲まないことには損した気分になっていたが、そういう考えも無くなった。

結局、2度目のスタバって夕方以降になるし、つい甘いものとか欲しくなっちゃうから、結構不健康なのよね。経済的にも。

物語の終盤、すべての事件が解決したあと、「登場人物がお茶を飲む」という描写が入れば、「これで本当に終わったんだな」という、一件落着感が、いやが上にも濃厚に醸し出されることになる。

福田里香「物語をおいしく読み解くフード理論とステレオタイプ50」180−181頁より抜粋


とは言え、1日1杯に抑えていると言っても、現状はスタバのトールサイズくらいのコップを使っている。

1杯と言っておきながら、いっぱい飲んじゃっているオチだが、主観的には健康になったことには違いなかろう。それではまた次回!

※ 個人の主観的な感想です。 効果・効能は個人差があります。

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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