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金がないから本を読む
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
明日から3連休。なのに給料日は来週の火曜日とあって、現在文無しである。
平素はアワとヒエで飢えを凌ぐ貧乏生活。生活費用の口座は、既に4桁である。
いやはや、先月はジャズライブや演劇を観に行ったり、今月は歌舞伎座を訪れている。趣味にはお金がかかるものである。
もっとも、なんとかならぬこともない。別に3連休ではあるけれども、旅行や飲み会の予定があるわけでもない。
それに、金はなくとも本は読める。幸いなことに(?)、積読は溜まりに溜まっている。
池袋は往来座にて購入した、森茉莉さんの「贅沢貧乏」講談社にて、贅沢に関する考え方をみつけたり。
自分の好きな食事を造ること、自分の体につけるものを清潔にしておくこと、下手なお洒落をすること、自分のいる部屋を、厳密に選んだもので飾ること、楽しい空想の為に歩くこと、何かを観ること、それらのこと以外では魔利は動かない。……それ以上の、本当に金を使ってやる贅沢には、空想と創造の歓びがない。
生きていくうえで、お金は大事である。
倹約しすぎるのではなく、たまには贅沢するってのも、また大切なことである。
そして、贅沢には様々なものがある。
他人によっては、ただの浪費や時間の無駄とも捉えられかねないことでも、本人にとっては心の滋養になることもある。
魔利(森茉莉本人)にとっては、好きな食事を造ることや、空想の為に歩くだけでも、充分贅沢だと思っていた。
私にとっては、のんびり読書するだけでも、充分贅沢なのである。
本を紐解けば、国内外問わず(あるいはここではない世界も含む)、過去から未来へ旅することができる。
それがたったの数百円でできるのだから、いやはや読書はなんと贅沢なものか。
金はなくとも本は読める。むしろ、金がないから本をよむというべきか。
ただまぁよくよく考えると、この積読がお金がない要因の一つではあるのだけれどもね。それではまた次回!
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