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自称読書家 夏を味わう

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今日(7月24日)は土用の丑の日。今朝から「今日の夕飯は鰻だ」と決め、そのモチベーションで一日仕事をしていた。

というのも、昨日から森下典子さんの「日日是好日」新潮社を読んでいる手前、季節感を大事にしようと思い至った次第。

今という季節を、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感ぜんぶで味わい、そして想像力で体験した。

森下典子「日々是好日」124頁より抜粋

だからけっして私利私欲のために鰻を食べたわけでもない。あくまでも季節感を味わうがために、鰻を食べようと思ったのである。

最初こそ調子に乗って、デパ地下で鰻も買ってやろうと思ったが、値札を見てびっくり。とてもではないが、庶民にはなかなか手が出せないお値段。

まーまー、お給料日前ですからね。でも流石に年中売られている真空パックの鰻は味気ないと思い(年中売ってても買わんのだけれども)、ちょっと奮発してお高い方を頂く。

そして水曜日はマイルールでお酒が飲める日。別にズラしても構わないのでけれども、鰻と酒を嗜むのに最高の日程。

鰻重にビール、そして日本酒。いや〜至福の時間ですね。

でも本当、季節感を大事にするという基本的なことも、しっかり意図してやらないと、いつの間にか過ぎ去ってしまう。

「大暑」が過ぎ去り、いやはやこれから暑くなりますなと思っていたら、もう7月も終わり、来週からは8月に入る。

どうやら昨日で梅雨が明けたそうだが、まだ急な雨もちらほらあって、暑いと思ったら急に涼しい日もあって。

そして8月も1週間過ぎれば「立秋」と、逆に秋の訪れを感じる時期に差し掛かる。

ほんま、季節感を味わっておかないと、いつの間にか月日が流れてしまうねぇ。

もちろん暑さや寒さも、季節の変わり目を感じる要素の一つではある。

ただ、冷暖房の効いた職場にずっといると、なかなか季節を味わうのも難しい。

そう言えば、去年の末にトーベ・ヤンソンの「ムーミン谷の冬」講談社を読んだときも、時には窓を開けて冬の寒さを全身で感じるべきだなと思った。

先日「ムーミンパパ海へいく」講談社を紐解いたのも、「夏と言えば…」で選んだ作品(秋のお話だったが)。

そうやって夏っぽい作品を読むもの良いけれども、やはり「今」という時間を楽しむべく、身の回りで移ろう季節を大事にするべきなんだって。

今度は「日々是好日」にならって、和菓子でも嗜んでみようかしらん。もちろん、季節を味わうがためにね。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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