【世界の駅めぐり#01】美術館のような駅/ルーヴル・リヴォリ駅(フランス・パリ)
こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。
新シリーズ「世界の駅めぐり」の第1回です。今回は「美術館のような駅」として、ルーヴル・リヴォリ駅をご紹介します。パリの地下鉄にある知る人ぞ知る駅です。
ルーヴル・リヴォリ(Louvre-Rivoli)駅は、パリ地下鉄(メトロ)1号線にある駅です。開業当時はルーヴル美術館の最寄駅だったため、ルーヴル駅と呼ばれていました。現在は、同美術館のメインエントランスの移転にともない、隣の駅(パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅)が最寄駅となっています。
この駅の大きな特徴は、ホームに古代美術のレプリカが飾られている点にあります。ここがルーヴル美術館の最寄駅だった名残です。
↓1996年撮影(2枚)
↓2019年撮影
実際にメトロ1号線に乗ってこの駅で降りると、ここだけ他の駅と雰囲気がちがうことに気づきます。メトロの多くの駅では、駅のトンネル全体が明るくなるように照明が配置されているのに対して、この駅ではホームの壁面(展示物がある面)だけが明るくなるように照明が配置されているからです。
↓2019年撮影
現在はホームの端にホームドアがあり、視界が悪くなっていますが、かつてはそれがなかったため、反対側のホームの展示物も見ることができました。
私は1996年と2019年にこの駅を訪れました。2019年に訪れたときは、ホームドアの設置で駅の印象は変わったことに気づきましたが、ホームの展示物は1996年のときとほとんど変わらないように感じました。
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