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【新しいマガジン】若いときはわからず、50を過ぎてわかったことをまとめました

この記事をクリックしてくださり、ありがとうございます。

このたび、新しいマガジン「50を過ぎてわかったこと」をつくり、関連する記事約20本をまとめました。

今回はその理由を説明し、関連する記事を紹介します。

みなさま、とくに若い方のお役に少しでも立てれば幸いです。

■ なぜこのような記事を書いたのか

若いときに知りたかったこと

これから紹介する記事の内容は、私自身が「50代の今ではなく、若いときに知っておけば苦労しなかったのに」と感じたことです。

だから、若い方にそれをお伝えしたかった。私と同じ轍を踏んで苦労してほしくなかった。ただそれだけです。

ただし、その内容を若い方に直接伝えることには抵抗がありました。

私は個人事業主なので、部下はいません。結婚していますが、子供はいません。仕事やSNS、配信などを通して若い方と接する機会はありますが、そのような方に直接お伝えするのは説教くさくなるのでやりたくありません。そもそも求められていない話をしても、嫌がられるだけです。かくいう私が、歳上の人から説教されるのが嫌いでした。

そこでnoteに書くことで、「興味がある方だけが読めるようにした」というわけです。

想像できなかった50代の自分

ここまで読まれた方のなかには、「なぜ50代になってそのようなことを書こうとしたのか?」と疑問を感じる方もいるでしょう。

それは、50代がちょっと特殊な年代だからです。これは、実際になってみて初めてわかりました。

現在、日本では、定年年齢を65歳や70歳に引き上げる動きがあります。ただし、厚生労働省の「就労条件総合調査結果の概況」(令和4年)には、一律定年制を定めている企業のうち、72.3%が60歳を定年にしていることが記されています。

このことから、50代は、事実上最後の現役期間と言えます。会社員の「定年」に近づくのを意識し、そのあとどうするかを考える必要に迫られる年代でもあります。

また、50代は身体的な大きな節目でもあります。もちろん個人差はありますが、体力や気力の低下し、健康診断で引っかかりやすくなります。それゆえ、「50の坂」という言葉があるように、これらの変化を乗り越えることが大きな課題となります。

かく言う私は、現在54歳です。フリーランスなので、制度上の「定年」はありませんが、それでも社会における年齢的な位置づけを意識しています。加齢による体力や気力の低下にあらがうため、ジムに通い筋トレをしています。幸い私はまだなっていませんが、妻をふくめた同年代の人は老眼で苦労しています。

以上のことから、50代は身体的な変化を感じ、「もう若いときのようには活動できない」と自覚し始める年代と言えます。

年齢を重ねたからこそ見えたもの

ただ、50代になるのは、かならずしも悪いことばかりではありません。

少なくとも私は、50代になってようやく見えてきたものがあります。

若いときとくらべると、精神構造はたいして変わっていない反面、物事を俯瞰的に見ることができるようになりました。人生経験をそこそこ積み、多くの失敗から学んできたからでしょう。

私はもともとはメーカーの技術者で、20年前に独立し、現在までフリーランスで活動してきました。これは、技術者になる前に「やりたかったこと」を独立後に実現させた結果です。

ただし、フリーランスは、会社員とくらべると収入が不安定で、社会的地位が低く、会社のような後ろ盾がありません。一部の「売れっ子」と呼ばれる方々を除けば、活動を長く継続するのはむずかしいです。

それでも、現在の職業が自分の希望や適性に合致した「適職」だと自覚できたのは、50代になってからです。もちろん、今の人生に100%満足しているわけではありませんが、その一部である職業に限って言うと、自分にとってベストな選択をしたとようやく自負できるようになりました。また、20年の活動を通してそこそこの仕事の実績を積むこともできました。

その点においては、私は「何者」かになれたようです。

20代では想像できなかった50代

以上のような将来を、若いときに見通すのはむずかしいでしょう。

少なくとも私は、20代のころに、50代になった自分を想像できませんでした。当時はまだ「何者」かになれておらず、それになるために何をすればいいのかもわからず、ただもがいていました。このため、50代になって「何者」かになった自覚が芽生える状況は、見通すことができませんでした。

そこで、進路や職業の選択で苦労していた「20代の自分」に対して、これまでの経験に基づいた失敗談を書こうと考えました。自慢話になりがちな成功談よりも、「これは避けたほうがいい」と示す失敗談のほうが、役立つと思ったからです。

つまり、当初はあくまでも「過去の自分に対する手紙」だったのです。本来は一般に公開するべきことではないかもしれません。

ただ、「進路や職業の選択で迷う若い方に対して、少しでもお役に立つかもしれない」と思い、試験的にnoteで公開したところ、私の予想を上回る方々に読んでいただけました。

そこで、同様の記事を書き、それらを「50を過ぎてわかったこと」というマガジンにまとめた次第です。

■ 記事の紹介

以下では、次に示す5つの分野にわけて記事を紹介します。

  • ①職業の選択

  • ②旅と発見

  • ③考え方・書き方

  • ④チャレンジ

  • ⑤科学と技術

①職業の選択

職業の選択は、多くの人にとって大きな課題ではないでしょうか。以下の記事では、私が失敗を繰り返しながら「適職」に就いた過程を紹介しています。

↓この記事は、私ではなく、友人である同年代の車掌の話をまとめたものです。私の現在の職業を「適職」というなら、彼はそれ以上の「天職」についた人と言えます。

②旅と発見

旅は、ときに人生を左右するきっかけになることがあります。以下の記事では、視野を広げるための海外旅行のススメや、旅先での発見について記しています。

③考え方・書き方

私は文章を書くライターなので、日々考え、文を書くことを繰り返しています。以下の記事は、その活動を通して気付いたことを記しています。

④チャレンジ

50歳を過ぎても、チャレンジは必要です。体力や気力とともに好奇心までも低下すると、日常生活を楽しめなくなるからです。以下の記事では、私が50代になって取り組んだチャレンジについて記しています。

⑤科学と技術

私は「科学や技術を一般向けに翻訳すること」を仕事としています。以下の2つの記事では、その仕事を通して組み立てた「仮説」や、科学に関する映画を観た感想を述べています。

1つ目の記事は、あくまでも「仮説」であり、まだ十分に「検証」できていません。ご意見などありましたら、ぜひコメント欄に書いていただき、お聞かせいただけるとうれしいです。

以上、少しでもご参考になれば幸いです。




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川辺謙一@交通技術ライター
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