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国境を越えるなら若いときのほうがいい

こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。

今回は「国境を越えるなら若いときのほうがいい」という話を書きます。


■ 若いときだからできることがある

この記事でお伝えしたいことは、タイトルの通りです。つまり、日本を抜け出して海外へ旅行に行くならば、若いときのほうが有利である、ということです。

こう書くと、「なぜ若いときなの?」と思う方がいるでしょう。

理由は単純です。年齢を重ねると気力や体力が低下し、好奇心を持ち続けることがむずかしくなります。つまり、旅先での行動力が低下するだけでなく、出会ったものに感動しにくくなるのです。

もちろん、これらに関しては個人差がありますので、私の例を挙げましょう。

私は、10代後半から20代前半にかけて行動力があり、あちこちを旅していました。当時は学生だったので、お金はありませんでしたが、気力や体力を持て余し、好奇心を持って行動していました。

ところが30代や40代になると、体力や気力の低下を少しずつ感じはじめ、50歳を境にそれらが大きく低下したと感じました。50歳のときには、航空機で成田・パリ間を約12時間かけて移動し、「それそろエコノミークラスでのロングフライトはキツいかな」と痛感しました。

※好奇心は、職業柄ある程度維持しているつもりです。好奇心を失ったら、何かを表現することなんてできないですからね。

それゆえ「若いときに海外旅行に行っておいてよかったなあ」とあらためて思うのです。

■ 異に出会う楽しさ

空の玄関口の一つである成田空港の第1ターミナルビル

以上の経験から、若い方々には、今のうちにどんどん海外に旅立ってほしいと考えています。

こう書くと、「なぜそこまでして海外旅行をすすめるのか?」とか「国内旅行でも十分に楽しめるのでは?」と感じる方もいるでしょう。

わかります。なぜならば、私もかつてそう思っていたからです。

私が海外旅行をすすめるのは、異と出会う楽しさを味わうことができるからです。つまり、日本と言語や文化、歴史、習慣、物の考え方などが異なる国に行き、自分を取り巻く環境を変えると、普段の生活では気づかなかったことに気づき、視野が広がり、物事の見方が変わるということを楽しむことができるのです。

私は海外旅行に行くことで、日本のいう国の特殊性を少しずつ認識し、視野が広がったと感じ、その過程を楽しいと感じました。

異国で未知のものに出会い、新たな発見をする。これが楽しいのです。

■ 旅立つなら今のうち

YouTuberの両学長さんは「今日が一番若い日」と言っていますが、まさにその通りです。

年齢は問いません。

国内旅行しかしたことがない方は、ぜひ若いうちに海外旅行に行ってみてください。海外では、日本にないものに出会うことで、その後の人生を左右するような発見ができるかもしれませんよ。

(注)渡航が危ない国や地域は避けてくださいね。

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