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在宅勤務を効率よく行うための3つの工夫(実績20年)

在宅勤務をふくむテレワークは、コロナ禍を機に導入する企業・団体が増え、今では働き方の一種として定着しました。ただ、それでも自分なりの在宅勤務のスタイルをつかめず、困っている人が多いようです。
いっぽう私は、会社を辞めてからフリーランスとなり、約20年間在宅勤務を続け、業務を効率化するための試行錯誤を繰り返してきました。その結果、3つの工夫によって、在宅勤務でも業務の効率化が図れることがわかりました。
この記事では、その3つの工夫を具体例を挙げてご紹介します。

こんにちは。この記事をクリックしてくださりありがとうございます。

私は約20年間在宅勤務をしてきました。会社を辞めて独立してからはフリーランスとなり、おもに文章を書くライターとして活動してきました。その活動期間では、取材や打ち合わせなどによる外出を除けば、ほぼ自宅の仕事部屋で机に向かってきました。

このため、コロナ禍で在宅勤務をする人が増えてからは、友人・知人から「在宅勤務をやり方を教えてほしい」とよく聞かれました。

コロナ禍は、昨年5類に移行しましたが、在宅勤務をふくむテレワークをしている人は、現在も多いようです。パーソナル総合研究所の「第九回・テレワークに関する定量調査」(2024年8月30日公開)には、同年7月時点でテレワークの実施率が次のように記されています。

  • 22.6%(正規雇用社員全体)

  • 38.2%(従業員10,000人以上の大手企業)

同調査によると、テレワークの実施率は、「商品開発・研究」「IT系技術職」「営業職(個人向け営業)」などの職種で増加しているそうです。また、テレワーク継続の希望を聴取したところ、「続けたい」と回答した人が全体の80.9%を占め、ここ数年高止まりしているようです。

私は、この調査結果を見て、在宅勤務はもはやコロナ禍による一時的なものではなく、働き方の一種として国内で定着したと考えました。

そこで今回は、これまで他人に伝えてきた在宅勤務における工夫を、3つのポイントに集約してお伝えします。一部有料の記事にしたので、いつもより多くの情報を詰め込み、文字数を7300字以上に増やしました。

自分なりの在宅勤務のやり方が見つからず、困っている方にとって、少しでもご参考になれば幸いです。


■ 在宅勤務の成功させるには

在宅勤務をするには、仕事をしやすい環境を整える必要がある

在宅勤務を成功させるには、まず自分なりの仕事をしやすい環境をつくる必要があります。つまり、自宅の一部にオフィスに似た環境をつくる、もしくはカフェなどの自宅以外の場所に身を置く必要があるのです。

なぜならば、自宅とオフィスは、仕事をするための環境が大きく異なるからです。とくに「オフィス=働くところ」「自宅=休むところ、家族と過ごすところ」というように、場所の役割を明確に分けていた人にとっては、その差は歴然でしょう。

ただし、自宅以外の場所に身を置くのは、経済的負担が大きくなります。近年は大都市圏を中心に、仕事用のスペースを設けたカフェや、「コワーキングスペース」と呼ばれるテレワークに適したスペースが増えつつあります。ただし、これらの利用料金を毎日支払うと、年間でそこそこの金額が飛んでいきます。

とはいえ、日本の住宅事情を考えると、自宅に仕事専用の部屋を設けるのはむずかしい場合もあるでしょう。

もし、自宅に仕事専用の部屋や空間を確保できたとしても、次のようなことが障害となり、仕事を進めるのがむずかしくなることがあります。

  • (a) 時間管理がむずかしい

  • (b) 集中力が高まりにくい

  • (c) 誘惑が多く気が散る

これらの対策は、友人・知人からよく聞かれます。

とくに(c)にむずかしさを感じている人は多いようです。自宅にいると、オフィスにいるより気分が緩みやすく、時間にルーズになりやすい。仕事と関係がないネットサーフィンやSNSのチェックなどをしてしまい、時間を無駄にしてしまう。このような人は、おそらくたくさんいるのでしょう。

かくいう私も、会社員を辞めたばかりのころは、この(a)(b)(c)を克服するために試行錯誤をして、失敗と反省を繰り返してきました。

ただし、その結果、次に示す3つの工夫をすることで、在宅勤務を効率よくかつスムーズに進められるようになりました。

そこで私は、在宅勤務を成功させるため、自宅に仕事専用の部屋を設けるとともに、次の3つの工夫を行っています。

  • ① 環境を変える

  • ② 時間を管理する

  • ③ ときには休む

③は、①や②とくらべると、仕事に役立たないと思う人もいるでしょう。ただし、これは在宅勤務を継続するうえで重要なポイントです。

以下、①②③についてそれぞれくわしく説明します。

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