子どもの自己肯定感を取り戻す5つのポイント
よく耳にするようになった「自己肯定感」
最近よく耳にするようになった自己肯定感。
これが高い人は生きやすそう。成功していそう。キラキラしていそう。
そんなイメージがあります。
だからこそ、学校に行かない我が子をみて「自己肯定感が高まれば学校にいけるかも」という気持ちが湧き上がってきます。
自己肯定感は元に戻すことも低くすることもできる。
自己肯定感はだれしもが生まれた時には満タンでした。
赤ちゃんはそこにいるだけで周りを幸せにしますよね。
それは存在しているだけで価値があるということを教えてくれています。
でも、そんな自己肯定感も成長とともに周りとの関わりの中で傷ついていくことになります。
腹が立って怒っていたら「怒るな!」と言われたり「そんなことしたらダメ!」と
たくさん言われたり。
いろいろな体験から「私には価値がない」「私は幸せになっちゃいけないんだ」
などの思い込みが意識の奥深くに根付いていきます。
自己肯定感が低くなったところに人間関係のトラブルが起きたり、先生とのトラブルが起きることで頑張りが限界に近づいた時、心身の不調となったり、「学校へ行きたくない」などの訴えになって現れたりします。
この傷ついた自己肯定感は低いままでいることも取り戻すこともできるんです。
今日はそのポイントを5つお伝えします。
自己肯定感を取り戻すためのポイント5つ
否定しない
気持ちを認める
その子らしさを認める
結果ではなく努力を認める
事実を認める
否定しない。というのは字の如くなのでなんとなくわかりますが
注意点があります。それはお子さんがネガティブな発言をしたときです。
「死にたい」「私はブサイクだ」「私はうざい」
このようなネガティブなことを聞いたら「そんなことない」と否定したくなりますよね。
しかし、ここはそんな気持ちを堪えて「そう思っているんだね」と一旦気持ちを受け止めることが重要です。
気持ちを認める。
気持ちは自然と湧いてきます。コントロールすることはできません。
なので自然と湧いてくる気持ちを否定されると、「この気持ちは感じたらいけないんだ」となり、それが積み重なると自分の気持ちがわからなくなります。
その子らしさを認める。
何も言わないのにお子さんが進んでやる行動はありますか?
例えばゴロゴロしていたら「ゴロゴロするのが好きなんだね〜^^」
と伝えるとその子らしさ、そのままで素敵だよ。というメッセージが伝わります。
結果ではなく努力を認める。
結果なんてどうだっていいよ。
ここまで努力してきたことを認める。
それはちょっとしたことでも大丈夫。
これが実は結果を出すことにもつながっていくんです。
事実を認める
多用すると違和感が出るかもしれませんが、お子さんのしていることを
「〇〇してるね^^」と伝えるだけで存在を認めていることになります。
大事なことは、否定するでも褒めるでもなくて「認める」こと。
自己肯定感が戻れば、無敵になるわけではありません。
傷ついても立ち直ることができ、
問題が起きても対処できるようになり、
ダメな自分に出会ってもそこも愛しく思えるようになる。
何ができてもできなくても大丈夫だと感じられる感覚が自己肯定感です。
この5つのポイントを日常に活かしてもらえたら嬉しいです。
不登校から脱出カウンセラー・萩野和美
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