【休職体験】1回目の休職中の過ごし方
前の記事でお伝えしたように部長の提案を受け入れ休職に入りました。
おそらく通常は、先に病院に通って診断書をもらった後に休職に入るという流れだと思います。ですけれど、僕の場合は通院して診断書をもらうという猶予はなかったので、先に休み、通院先を探し診断書を出してもらうという順番になりました。
休職から1週間くらいの過ごし方
休みにはいったものの、最初の2、3日は特に、安心と不安が入り混じったような感覚だったと記憶してます。
プレッシャーから解放された安心
安心という点では”休める”ですよね。仕事のプレッシャーをもう受けなくていい。製品開発のプロジェクトもしかり、新規事業提案もしかりです。
どちらも僕にとっては、プレッシャーはすごかったんですよね。
「僕の担当個所の進みが遅延してリリースに間に合わなかったら!?」「新規事業の提案が全く受け入れられずダメ出しばっかりだったら…」。もしかしたら、勝手に自分で感じてただけかもしれないですが、それを考えなくてすむようになったのは大きな安心感でした。
回復と経済的な不安
不安というところでは、「いつになったら回復できるのかな」とか、「給料下がるし、お金大丈夫かな」とか、「本当にプロジェクトは僕も抜けて大丈夫なのかな」とか、いろんな不安がありました。
メンタル不調に加えて、今までに経験した事がない出来事。不安は大きかったです。
心療内科受診
とは言え、今やるべきことは通院すること。会社から進められた心療内科をすぐに予約し、受診しました。
診断名は「適応障害」。今では芸能人でも発症し、休養発表することが多いので、聞く機会は増えたかなと思います。
”適応障害”と言われた時は『そうだよね。まぁ、うつ病じゃなくて、適応障害だから、まだ良かったのかな』なんて、思った記憶があります。
そこで処方された薬は主に二つ。
不安を和らげる抗不安剤(ロフラゼプ酸エチル:メイラックス)と
セロトニンを増やす薬(レクサプロ)です。
休職から1か月後くらいまでの過ごし方
受診から、1か月後くらいまでは、ボーっとしている時間が長かったかなと思いますね。
抗不安剤が合わなく、副作用が強かったのかもしれません。
妻から「どこを見ているかわからない」「表情の変化もなく、生きているか死んでいるのかわからない」そんな状態だったと、回復した後、聞きました。
まずは休養と言われていたので、ベッドで寝てることも多かったですが、時々寝続けることに、ちょっとした罪悪感とか焦りとかを感じて、何か動こうと思うわけです。
けど、午前中は眠気とかエネルギー不足で、ベッドからは出てくるが動けない。結局ソファー横になりながら、ボーっとテレビをうつろうつろして過ごす。なんて日々が続いてました。
やっと動けるのは夕方くらい。それで夜になるとキツくなったり、眠くなるので1日終了。活動時間は3~5時間くらいじゃないでしょうか。
2週間くらいこんな生活を続けていたと思います。この時楽しかったのは、Amazonプライムで映画を見てる時でしょうか。ゆっくり映画みるのも、年々ぶり!?という感じでしたから。。
午前中動けない状態が2週間しても治らないので、主治医に相談したところ、抗不安剤をなくすことにしました。
この判断が功を奏して、午前中のダルさは一気に改善しました。
今思うと、診療内科の良し悪しって、話を聞いてくれる相性もありますが、一番は、「薬を適切に処方できるか」なんだろうなと思ってます。
抗不安剤をなくす判断をした主治医は良い医者なんだろうなと思います。中には、ダルさを軽減するために、別の薬を処方するという医者いるそうなので…。(僕は医者ではないので、どの治療方が良いかは判断できませんが、僕が合っているのは、むやみに処方しない医者なんだろうなと)
話を戻しますが、2週間、(薬の副作用もあってか)寝まくりましたので、体力・気力はかなり回復した感じがしました。外に出たり、散歩したり、家事をしたり、お金の心配もあったので、マネーフォワードを導入して家計を把握しようとしたり(笑)、妻との日程調整を楽にするためにカレンダーアプリのTimetreeを導入したり、生活を改善するための準備をしてましたね。
あとは、子供が生まれて1年もたっていなかったので、子供との時間を多くとったり、忙しかった時は読めなかった本を読んだりと、少しずつ自分がやりたいことを、休職中にやっておいた方が良いだろうと思う事をでき始めたのが、1カ月から1カ月半後くらいのことです。
休職から3か月後くらいまでの過ごし方
3ヶ月ぐらいたつと、だいぶ活力も戻ってきたので、日中は図書館でパソコン作業だったり、小説やビジネス書を読んだりして、出来る限り仕事のリズムを整えていきました。
それに加えて、朝か夜にジョギングやウォーキングの運動も取り組み、体力が落ちないような過ごし方を意識してました。
これくらいになると、普通に生活をするのは問題はないんですが、会社で働くイメージをすると不安な気持ちになるんです。
復職直前の過ごし方
いよいよ復職が近くなると、会社とのやりとりも出てきます。
その時、会社からも言われたのが、「原因と対策を整理していきましょう」と言う事でした。復職後に同じような場面になった時に、同じことを繰り返さないためです。
今回の休職の原因は「過労や過度のプレッシャー」です。そうならないためにどうしたらいいかっていうところを振り返りました。
この時は、しっかり考えてそこそこ整理できたなと思いましたが、今見るとかなり表面的だなと思います(笑)
過労しないために…という事で整理しましたが、原因はもっと根深いところにあるわけです。それに気づくのは、3回目の休職の時なわけです。
6カ月ぶりの出社
振り返り内容も会社側に確認してもらい、2017年2月に復職が決まりました。
想像はできると思うんですが、気まずいですよね(笑)
ある意味、プロジェクトや新規事業提案の責任は放棄して、休んでたわけですから。
『どういう顔で出社したらいいんだろう』とか、『話しかけられたら、なんて答えよう』とか、いろいろシミュレーションしてたなぁって思い出します。(そんなに色々考える必要はないんですけどね)
初日はできるだけ人に会わないように行動してましたね。
ただでさえ、復職のストレスもあるので、身をまもる自己防衛手段だったのかなって思います。
この時は、これでやっと復職だぁと思ってましたが、これ以上に大変なことになるとはこの時は思ってもみないわけです。
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