#103『昔歳の糸③』
バーベキュー用のグリルコンロ、空色のテント、僕の組み立てたテーブルやイス、その他全てを配置し終えた。
待ちに待ったお肉の入場である!
焼肉屋さんに漂うお肉の焼けるにおいとは違ったにおいが鼻を刺激して、ヨダレが垂れそうだった。
弟は垂らしてた。
みんなで乾杯!
徐々にお肉や野菜が焼き上げられ、僕ら兄弟はそれを一心不乱に飲み込んだ。
美味い。ただただ美味しかった。
川で笑われたお返しに、シシトウを弟の口に詰め込んでやった。
流石神さまだ。
弟は辛いシシトウが当たり叫んでた。
して