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なぜ ハロウィンは、ここまで人を熱狂させるのか?
今日は10月の終わり。ハロウィンでもありますね。
毎年この時期になると悲しいニュースが飛び込んできます。今年も、韓国ソウル、ハロウィンイベントでにぎわう夜の繁華街での雑踏事故。負傷者、死者の人数に驚きました。
そして、31日の今夜は、日本一の混雑スポットである東京・渋谷は、コロナの自粛ムードが薄れている中、いったいどんな様子になるのか気になるところです。何ごともなければと願うばかります。
◇ ◇ ◇
なぜハロウィンは、人を熱狂させる?
世の中には、ハロウィン以外にもワイワイできるお祭りごとってたっくさんあるじゃないですか。日本の祭一覧って検索しただけでも、都道府県ごとにスゴイ数の祭事がでてきます。
でも、なぜハロウィンがこんなに人気なのか?
そこには、仮装・コスプレが根強くあると思います。
いつもの見慣れた自分から、いつもと違う自分へ変身させることで、「非日常」を楽しむことができる。
ただ、マナーを守って楽しんでいる分にはいいのですが、大騒ぎをする、ゴミを散らかす、喧嘩をする、道行く人に対して「我先に!」となり譲り合いができない。
そこに、深い闇みたいなものを感じます。
仮装して非日常の自分になることで、意味を見出せないこの辛い現実世界から一瞬でも離れることができる。
自分ではない誰かになることで、劣等感や無価値観が薄まった気になる。仮装をしているから、本当の自分(素顔)がさらされていない分、大きな気持ちにもなれる。
そして、
そう潜在的に思っている人は
自分だけじゃない。他にもたくさんいる。
繁華街に繰り出せば、自分のような同じ仮装仲間がたくさんいる。そこで、孤独感が解消され、束の間のつながりのようなものを感じて、ハメを外してしまう。
根本のところは、
本来の自分を認めずに過度に抑圧してきて、
現実世界を苦しいものにしていることかなと、個人的に感じます。
◇ ◇ ◇
これは、他人事ではなく、私自身でもあります。
昔は、時々 ハメを外して前職の上司、同僚、部下に迷惑をかけたことを思い出します。
前職では、私は日々 鉄仮面で心の仮装をして自分を防御していました。でも、それは私に限ったことではありません。職場のみんな少なからずそうでした。
ハロウィンとはちょっと違うけれど、会社にとっての一番のわいわいイベントといえば、忘年会。私の中で、一番ハメを外しやすい危険なイベントです。(コロナ前の話です)
普段、会社の上司、同僚、部下は、「本来の自分ではない」仮装をして仕事に勤しんでいます。それが、年末の忘年会となると、途中から各々の仮装が脱げてしまって、本来の自分やホンネや感情が剝き出しになる。
「部長、カツラですか?」
と、部長の頭を触ってそう言いのけた昔の私を、思い出すたびに身震いします。いくら無礼講の場とはいえね、そんな言い訳は通用しません。
ポロリと出てしまった言葉は、私がいつも頑張って押さえ込んでいる潜在意識の片りんでした。ごめんなさい。
私は、決してハロウィンのことをどうこう評論する立場ではありません(汗)。
この私の事件(?)から学ぶこととして、
「本来の自分」を長時間に渡って抑圧してはならない
適度に、こまめに、解放してあげる。
これ、重要だなとつくづく思います。
そうじゃないと、かならずどこかで大爆発しますから。
自戒を込めて、そんなハロウィンに想いを馳せた夜でした。