変われない自分から、抜け出す方法
今まで、セミナーを受けたり、本を読んだりして、幸せや心の在り方について自分なりにたくさん学んできました。
学ぶたびに、前向きになり自分にもできる気がして、「よ~し!これから頑張るぞ!」と心に誓っても、すぐに学ぶ前の自分に戻ってしまうの繰り返しで、それが私の悩みでもありました。
時間とともに、学んだ内容が薄れてきて、ちょっと仕事や家族、人間関係で嫌なことやトラブルが起きると、そっちに全意識が集中してしまい、やがて学んだ事はきれいさっぱりと消え去っていました。
そして、落ち着いた頃にまた新しい情報や知識を取り入れていきます。でも、また学んだことを忘れてしまいます。そして、良さそうな新しいメソットを発見するたびに、反射的に飛びつくの繰り返しが虚しくなってきました。
私ってなんで、いつまでたっても変われなんだろう?
学習能力がないから?
忍耐力がないから?
才能がないから?
なぜ、この繰り返しが終わらないのか?
と深く考えたときに、知識を「理解」しても、「実感」がともなっていないと気づきました。頭でたくさんの知識を頑張って理解しても、結局は変われない。立ち止まってみてやっとわかった気がします。
私なりの解釈ですが、
「理解」とは、
学んだ時の一時的なわかった感じになるただの反応であり、その感覚が学びを習得したように錯覚してしまうのです。それが案外気持ちいいので、知識がどんどん溜まっていっては、やがて虚しくも消えてしまいます。
また、「実感」とは、
頭ではなく、体に知識を刻んでいくこと。
例えば、ピアノを演奏できるようになるには、100冊の楽譜を眺めて理解したつもりになっても、ビアノを弾けるようにはならない。指で鍵盤に触れ、耳で音を聴いて、メロディーを奏でることを体で実感するしかない。
学んだことを実際に試してみることで、そこから得た気づきが自然に体に染み込んでいく。だから、やみくもに外からの新しい知識を溜め込む必要はなくなっていく。取り入れるにしても、ちょっとのスパイス程度(参考程度)で丁度良くなる。
今、足りないのは勇気だけで、もう知識は十分にあるはず。あとは行動することで得た気づきを蓄積して知恵にしていくだけ。
私はもう、知識のコレクターではなく、
自分の内なる気づきから幸せを創造するクリエイターになりたい。ちょっと怖い気もするけど、人生で挑戦してみたい。