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明けない夜はない。(家賃比率公開)

今、新型コロナウイルスの影響で、外食店がとても厳しい状況にあります。

東京や大阪では、行政がテイクアウトやデリバリーをバックアップする体制も作っています。

飲食のテイクアウト&デリバリー専門店を12年以上経営して思うことがあります。

中食の商売は、イートインスペースがないため、家賃を抑える事ができ、その分、原価に上乗せをすることで、容器包装代があっても、外食店よりも低価格で提供することができます。

また、内装費や外装費を抑えることができるので、その分も原価にかけられます。

参考までに、当社の店舗売上と比較した家賃比率を調べてみました。

家賃比率(2月)
A店舗・・・2.7%
B店舗・・・3.7%
C店舗・・・1.9%
D店舗・・・2.3%

ちなみに、D店舗が広いので、その中に事務所とセントラルキッチンもあります。

僕自身、一度外食を開業して大きく失敗した経験があります。それは、とても厳しい経験でした。外食の大変さを身に沁みて感じました。

今、外食店の方は、とても大変な時期だと思います。しかし、忘れてはならないのは、外食は外食であるということ。

広さがあるため家賃は高いし、内外装にかかる費用、つまり減価償却費も高いと思います。

ずっと中食だけをやり、収益を得るのであれば、いつか引っ越さなければいけないでしょう。

テイクアウトやデリバリーは、あくまで外食に戻るためのつなぎ、または、外食に戻った時にさらに売上をアップさせるための布石という位置づけが必要です。

今は、行政の支援策をきちんと調べて、活用できるものは徹底して活用することも大切です。

コロナは間違いなくいつか終わります。

明けない夜は絶対にありません。



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照屋秀人/現役経営者 中食ベンチャー企業 フードデリバリー専門
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