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皆様からスキを6件以上いただけたnoteを集めました。 初めてご覧下さる方にも気に入ってもらえるものがあれば幸いです。
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記事一覧

ありふれた日々を

たとえば、今日、寝返りができたこと

たとえば、今日、ハイハイができたこと

たとえば、今日、立ち上がれたこと

きみと過ごす毎日

ありふれた日々の中に

散りばめられている幸せを

どれだけ、集められるかな

たとえば、今日、杯を交わしたこと

たとえば、今日、カラオケで絶叫したこと

たとえば、今日、愚痴を言い合って笑ったこと

きみと過ごす時間

なんてことない時間の中に

散りばめられて

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青い風

緑の稲をなびかせる風が、

青空を翔け抜ける

田園へ繋がる長い坂道を、

自転車で駆けおりる

きみと一緒に

今は、いつも走り去ってしまうから

きみに伝えるんだ

きみが好きだ

きみが好きだ

今が去っても

この夏が思い出になっても

緑の稲をなびかせる風が、

青空を翔け抜ける

田園へ繋がる長い坂道を、

自転車で駆けおりる

きみと一緒に。

香り

鮎の香り

涼しいせせらぎ

深まる緑

ゆれる木洩れ日

飛ぶ蝉

突き抜ける空

きみの香り

かけがえのない夏

思い出として

木漏れ日が、やさしく僕を包むように

きみの愛は暖かくて

ぼくは、心安らかに目を閉じていたあの日

こんな日がずっと続くと信じて疑わなかった

若かかったあの日

光り輝くように見えていたあの日々は

もう戻ってこない

季節はやさしく僕を包んで流れてゆく

きっと、あの日々を思い出として

大切に出来る日が来ると、ささやきながら

季節はやさしく僕を包んで流れてゆく

きっとあの日々を思い出と

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クリスマスの街角で

クリスマスの街角で

待ってる時間も、プレゼントのうち。

そう言って笑うきみは、

待たせたぼくに、そっとキスをした。

クリスマスの街角で。

街に雪が降り始める。

サンタクロースを家で待つ子ども。

ショーウィンドウを眺めるパパの顔は

微笑んでいる。

クリスマスの街角で。

音楽が流れる。

楽しさや賑やかさ、明日への希望の音楽が。

クリスマスの街角で。

みんな、幸せを願ってる。

明日も、明後日も、来

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ニワトリタマゴ

笑ってごらん、楽しくなるよ

ありがとうって言ってごらん、うまくいくよ

ニワトリが先か、タマゴが先か

どっちだっていいよ

繋がっていることに変わりはないから

笑ってごらん

きっと、素敵な未来へ繋がっていくよ
#詩

心のままに

大切なことは、いつだって

きみの心が、わかってるんだ。

ぼくにとって、何が必要か

ぼくの心が、わかってるんだ。

ただ、心のままに。

ただ、心のままに生きていけば

きみも、ぼくも幸福だろうね。

あるがままに。

自由に。

ただ、心のままに。

明日の日差しと、風の中で。

とある父の一言

きみの幸せを祈っているよ

本当はもっと言いたいことがあるんだけれど

言葉にできそうにないから

ただ一言伝えるよ

きみの幸せを祈っているよ

これから続く人生の中で

辛く苦しいことがあるとしても

きみの笑顔は、きっと超えて行けるから

きみの幸せを祈っているよ

きみとぼくの間の思い出が

きっと、これからも包んでくれる

これから

きみを、幸せにする役は

きみの選んだ彼に任せるよ

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あるか、ないか

きっと、

意味があるか、ないか、じゃないんだよ

たぶん、

意味を与えるか、与えないか、なんだよ

宇宙は今日も広がっているらしいことも

地球が太陽の周りを回ることも

昼と夜があることも

花が咲くことも

今日を生きることも

勉強することも

仕事をすることも

きみと笑いあうことも

きっと、

意味があるか、ないか、じゃないんだよ

たぶん、

意味を与えるか、与えないか、なんだよ

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秋の風

街の中を吹く風に

金木犀の香りを感じ始めると

空は高く澄み渡っている

心は独り

どことなく隙間を感じて

街の中を行けば

高く澄み渡った空に

涙が溢れる

長くなった夜に

月が満足そうに輝くと

鈴虫たちが音楽を奏でる

月明かりに照らされたきみの横顔に

目が、奪われる

可愛いね、なんて

ほんの簡単な一言は、

口に出すのが難しい

木々の葉っぱに

鮮やかな紅色がのると

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今の使い方

ささいな日常を

生きていて

終わって初めて気づくこと

過ぎた時間は

もう戻らないこと

ささいな日常を

生きていて

久しぶりに会って気づくこと

たしかに時間が過ぎていること

ささいな日常を

生きていて

ふっと或るとき気づくこと

時間が過ぎているのは

いつだって「今」だってこと

ささいな日常を

生きていて

自分に問いかけること

ぼくの「今」の使い方

ただ、きみが好き

ただ、きみが好き

きみが好き

いつもの通学路、いつもの教室

いつものチョークの香り

きみが、そこにいるだけで

すべてが特別になる

きみに気づかれないように

必死に平然を装ってるぼくは

意気地なし

ただ、きみが好き

きみが好き

あと半年もすれば、卒業

きみに毎日会える日々の終わり

この日々が、ずっと続けばいいのに

それでも時は、

願いも冷たく流していくよ

ただ、きみが

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夏の終わり

春の風に若葉が目覚めると

雨が降り続き、夏が始まる。

突き抜ける青空に永遠を感じる夏が。

ツクツクボウシが命の限り鳴くと

雨が降り続き、夏が終わる。

永遠に続くように思える夏も

たしかに終わってゆく。

ぼくは、あと何回

夏を迎えられるだろう。

ぼくも、終わってゆく。

永遠に続くように思える夏も
終わりゆくように

たしかに、終わってゆく。

夏のしあわせ

夏の夜空に

大きな光の花が咲く

綺麗だねって

隣のきみが、微笑む

そんな

夏のしあわせ
#詩 #夏 #花火