『やりたいこと』をやるから『結果』を出すへ
僕は大学4年を休学をして飲食店の店長をしている。
当初は自分の『やりたいこと』の実現の為に店長をしていた。
『ほうほう、こうやって数字を分析して対策を考えるのか』
『人件費や原価の割合は利益に対してこのぐらいに抑えられると良いのか』
とまるで大学の授業のように知りたいことを学ぶために当初は店長をしていたと思う。
というか昨年度はずっとそんな学生感覚だったのかもしれない。
それが今回の新型コロナウイルスの第二波が来た時その感覚に変化が起きた。
僕のお店は1月以降は閑散期ということもあって例年この時期になるとお客様が来なくなるのに今年は追い討ちのように時短営業&外出自粛が重なった。
閑散期コロナで本当にお店がやばい、となった時にはじめて
『結果が出てないのに好き勝手やってる場合じゃないな』と思った。
その時に僕に今まで以上の『覚悟』が芽生えた。
他の学生団体やコミュティと唯一違う経験をしているなと自負できるのは
『僕の意思決定で僕のお店で働いているアルバイトスタッフの生活を支えないといけない』ということだ。
僕のお店で働くことでずっと欲しかったものを買えるかもしれないし好きな人の為にお金を貯めるかもしれない。
それが僕の意思決定で彼ら、彼女らの幸せを奪ってしまっているかもしれないと考えたら『自分の好きなことだけしているなんて子供じゃん』と思った。
前々からコロナの第二波は予測されていた。
その変化を無視せず向き合っていた今頃コロナ禍でもアルバイトの子が働ける新しい仕組みを提供できたかもしれない。
その危機感に向き合わずいたことによって後手に回る状態に陥ってしまった。
恥ずかしながらここまでされてようやく『やりたいこと』から『結果』を出すに視座が変わった。
こんな物語がある。
『進化を拒んだ古代魚と陸に上がったカメ』
ある日、カメの長老が、沼に棲む魚たち全員を集めて、衝撃的な話をした。
「皆もすでに気が付いているとは思うが、この沼の水の推移が少しずつではあるが下がってきている。やがてこの沼の水が無くなるかもしれないので、その時の為に今から少しずつでもいいので、陸に上がる準備をしたいと思う」
「最初は息苦しいかもしれないが、数十秒単位でもいいから慣らしてほしい、食べ物も美味しくは無いだろうが、沼の苔の代わりに草を食べるようにしよう」
「やがて何代か後には、私たちは陸でも生活ができるようになるだろう」
と話した。
それを聞いていたバンビーヨと言う古代魚は、鼻で笑った。
「何を言っているんだ長老!!やがていつものように大雨が降り、沼が水でいっぱいになるだろう!」
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この後の展開は皆様のご想像にお任せにしたいと思う。
『変わろう』とした者。
『変わろう』としなかった者。
変化に対応できるのはいつも前者である。
『自分は大丈夫』と思っていたら変化に対応することはできない。
まさに自分がそうだったから。
今回のコロナの第二波で受けた影響はとてつもなく大きい。
しかし、そのおかげで店長として気づけたこともある。
社会こんな状態になってしまった以上、この道の中で進むしかない。
自分だけ例外なんてことはあり得ないのだから。
だから僕は変わろうと決めた。
人を率いている以上、
給料をお支払いしている以上、
『やりたいこと』から『結果』を出す為に活動していく。
これが店長としての使命であると僕は思う。
目標を持たずに挑んだ昨年と目標を持った今年とではこんなにもモチベーションに変化するとは思わなかった。
こうして記事に書いている以上、今年が終わるぐらいの時に『考え方が変化して結果がでた話』みたいな記事を書けたらかっこいいな。
その為に今からまた頑張ろうと思う。
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