心理的安全性×キャリア安全性を自分軸で考える
こんばんは、にわかサッカーファンです。
普段は真夜中とか早朝の試合を頑張って観戦するなんてことはしないのに、今朝はなんとなく試合を見てみようと思ったら・・・歴史的な瞬間に立ち会えたようで大興奮でした。
#日本代表、おめでとうございます!
#決勝Tも頑張って!
#ブラボー!
新卒入社した社員の早期離職が増えているらしいですね。この現実をポジティブなものと捉えるべきか、ネガティブなものと捉えるべきか。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2211/17/news015.html
記事の中で紹介されていた「キャリア安全性」という考え方は、これからのキャリアを考える上でヒントになる気がする。下記の3要素を基に判断しているらしい。
・このまま所属する会社の仕事をしていても成長できないと感じる(時間視座)
・自分は別の会社や部署で通用しなくなるのではないかと感じる(市場視座)
・学生時代の友人・知人と比べて、差をつけられているように感じる(比較視座)
この3つを満たしている(≒成長実感がある、市場価値が高まっていると感じる、友人・知人と差が付いていない)からといって、将来安泰なキャリアが歩めるとは限らない。そもそも全部主観に寄りすぎている。しかし、転職を判断する大きな材料になっていることは、一つの事実として挙げられる。
「心理的安全性」の重要性が説かれるようになって、しばらく経つ。
「キャリアの安全性」を満たすために、企業や上司は何を提供すべきだろうか。
昨今の傾向として、他者との比較よりも個人の価値を絶対評価したり、個にフォーカスすることの重要性が謳われている。しかし、キャリアの安全性を感じ取るためには、時に他者との比較も必要であるようだ。
心理的安全性を脅かさずに、いい塩梅で他者と比較した上で、個のすばらしさを伝える。はてさて、そんな高難度なことを実現できる企業や上司がどれだけいるだろうか。
逆に働く側の視点として、どのようなことを意識すれば、キャリアの安全性を確保できるだろうか。
私は、どのような環境であっても人は成長する可能性を秘めていると考えていますが、それは必ずしもその人が望む方向性の成長かどうかは確約がされていません。例えば、ロジカルシンキングを伸ばしたいと思って提案営業を希望した人が、ふたを開けてみたら、飛び込み営業でタフネスを手に入れたとして、これはこれで成長だけれど、本人が望んだ方向の成長ではありません。
従って、何をもって「成長」と捉えるかは、視点の置き方によるという事です。また、上司ガチャが残念な結果になったとしても、反面教師として学ぶことも出来ますが「うまく教えてもらえない」と不満に感じることもできます。
結局のところ、どのような環境であれば成長を実感できるかというのは、本人の捉え方次第ということになるのかと。
ただこれだけだと気合と根性の精神論と大差がなくなってしまうので、少しだけキャリアコンサルトっぽいことを書いておくならば、何をもって成長とするのか、自分なりの「成長の定義」を明確にしておくことが重要です。
スキルを身につける、知識を身につける、経験を積む、人間関係を拡げる、ポジションを手に入れる・・・人によって成長を感じるポイントは様々です。
自分にとっての成長がどういうものかを具体的にした上で、それが得られる環境かどうかを仕事を選ぶとき、転職を考える時に検討し判断する。
さらにもう一つ付け加えるならば、何のために成長をしたいのか、そのゴールや目的を定めておくことも重要です。
大抵の場合は、何かしらの目的を実現するために必要となる要素は、1つだけではなくて複数あるので、1つの成長ポイントが得られなかったとしても、他の要素を満たしていれば、その仕事を続ける意味を見出すことが出来ます。
「心理的安全性×キャリア安全性=ワークエンゲージメント」これは非常に面白い公式だと感じます。
各項目は人それぞれに違った具体的要素が当てはまる変数のようなものなので、みなさん自身で「自分にとっての・・・」と考えると、自分軸のキャリアを描けるきっかけになるでしょう。
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