ゆるい職場と厳しい職場
今日までは正月モードでゆったり。明日くらいから徐々に頭を働かせていこうかな、と。
なんとなくニュースサイトを眺めていたら、こんな記事が。
若手社員の3割くらいが、自分が働く職場を”ゆるい”と感じているそうな。
ゆるさを感じる理由は仕事の負荷が軽く、効果的なフィードバックが得られていないと感じているそう。
つい先日、ある会社の管理職の方とお話をしていたのだけれど、最近はすぐに○○ハラスメントと指摘されそうという恐れから、若手に対して積極的に指導を行う上司が減っているそうな。
上司の立場からすると、ハラスメントと指摘されるかもしれないリスクを取ってまで。指導したいと思うほどの熱意や責任感、あるいは必要性を感じられていないという事だろう。
ハラスメントにならないように、正しく指導すればいいじゃないか という声もあるかもしれない。しかし、多くの人が認識している通り、ハラスメントかどうかの線引きが非常に曖昧であることが多いうえに、多くの場合は受け手の捉え方によるところが大きかったりする。
そりゃ、厳しいフィードバックは躊躇しちゃうよね、と。
仕事のゆるさや厳しさを感じるポイントは様々ある。
仕事内容(質、量)、コミュニケーションや人間関係、環境など。
適切な業務負荷を見極めるためには、ストレス耐性の話と関わってくるのだけれど、相手がどこにストレスを感じ、どこに耐性があるかを見極める(しっかりと話を聞いて相互確認をする、相手の話だけではなく普段の言動から丁寧に観察する)ことが重要である。
例えば、負荷が大きいとストレスを感じやすいタイプと、負荷が小さいとストレスを感じやすいタイプでは、アサインする業務量を変えた方がいいし、叱咤された方がやる気が出やすいタイプもいれば、褒められた方が伸びるタイプもいる。
ゆるい職場か厳しい職場かを画一的に判断しようとするのではなくて、一人ひとりの適正を見極めながら、業務量や指導方法を見極めていくことが重要。個の時代なのだから、これまで以上に。
それを実行するだけのリソース(マネジメント、業務ボリューム、コストなど)を企業が有しているかどうかと、それを実施することで得られるリターン(新人の成長)がバランスするかどうか、この辺りが実行の鍵なのだろうな。
働く環境の作り方みたいな話が、これからより一層重要になってくるのだろうな。
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