マルチタスクの考え方
タスクの進め方には、シングルタスクとマルチタスクの2つがある。
シングルタスクは文字通り、1つのタスクに集中して一つずつ終わらせていく。
対してマルチタスクは複数のタスクを同時進行的に進めていく。
シングルタスクにも、マルチタスクにもメリットとデメリットがあり、一長一短である。どちらが良いかという議論は一旦わきにどけておく。
マルチタスク(複数のタスクを同時に進めていく)の場合、私は頭の中で帯のようなものをイメージする。
処理しなければならないタスク一つ一つについて、所要時間を帯の長さでイメージしていくのである。
そして、タスク処理にかかる全体の時間の中で、自分が直接的に手を動かさないといけない時間と、手放し出来る時間を色分けしていく。
その手放し出来る時間に、また別のタスクを埋め込んでいくという感じである。
最終的に、帯の長さが最も短くなるように、スキマ時間を丁寧に埋め尽くすのが、マルチタスクの進め方(私流)である。
例えば、カレーライスを作って食べるとき、主なタスクは3つある。
・カレーを作る(30分)
・米を炊く(60分)
・食事用の食器を用意する(1分)
それぞれの所要時間を30分、60分、1分だとすると、カレー作りを完了させるために、最長91分かかる。
カレーを作る(30分)+米を炊く(60分)+食器を用意する(1分)=91分
逆に最短だと60分で完了する。
米が炊けるまでの60分の間にカレーを作り、食器を用意する。
これはあまりに単純すぎる例だけれど、基本的にはこの考え方が軸になると思う。
要するに、手待ち時間を最小化することで、トータルの所要時間を最小化するというのが、マルチタスクの肝になる。
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実際の仕事の場合、一般的な会社員のほとんどがマルチタスクを課せられている。完全なシングルタスクの人なんていないんじゃないかと思う。(タスク処理の仕方がシングルタスク気味の人はいる)。
なので、当たり前っちゃ当たり前のスキルなのかもしれない。
あとは、タスクの処理時間の見積もりや、自分が手放し出来る時間の見積もりの精度の高さが、マルチタスクの処理力に繋がっていくのだろうと思う。
この辺りは、家事をしながらでも十分経験を積み重ねていくことが出来ると、最近常々感じている。自分が予想できる範囲のことと、予想外の何かが起こる確率とを天秤にかけながら、予定を立てて処理していく。
会社員のスキルが家庭に活かされることもあるし、家庭で得たスキルが仕事に活かせることもある。無駄な経験なんてないのだろうな。
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