見出し画像

背景を考えながら、学ぶ

私自身統計学やその周辺の知識に詳しくはないのですが、この前の会話からふと思ったことを書きます。先日、近くで誰かが「機械学習って何十年も昔から確立された理論だからもうすぐ終わっちゃうよ。」みたいなことを言っていて違和感を覚えました。その人が言うには、「今から勉強するの?もう古くからあるものだから意味ないよ」的なことらしいのですが、そもそも昔からある理論だから勉強しても意味ないは、「フェルマーの最終定理」と言う本を読んで、あらゆる知識とか理論は過去の延長線上にあるのだなと感じた経験から、おかしいなと思いました。
 おかしいと思った理由を考えると、まずその何年も前に確立された理論が何故ここ数年間、もてはやされているのか、その背景を知ることが大切だなと思いました。機械学習がフューチャーされている要因は、デジタル化が進み、ポイントカードや位置情報、検索履歴などから多くのデータが取れるようになり、過去では病院などの診断で使用されるケースが多かった機械学習などの統計的理論があらゆるビジネス領域で用いられるようになったからだと、本などを読みながら考えました。そのため、機械学習などの理論は、今後、5Gの普及などでますますIOTなどが進む中でより進化していくことで、「機械学習」と言う名前は変わるかもしれないが、新たに出てくる理論もこの延長線上にあるものだから、「終わる」のではなく、「進化」していくのではないかなと思います。
 この誰かの何気ない会話により、より社会動向や物事が流行る背景を考えながら多くの理論の中で何が応用できるかを考えながら、日々勉強していきたいと思いました。

いいなと思ったら応援しよう!

カト
自分の楽しいこと好きなことを伝えられる人に!