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物を捨てるのにも練習が必要だった
今日は朝から、限界ギリギリまでいっぱいにした40Lのゴミ袋を両手で抱えて、収集所まで持って行った。
一時期はよく使っていた小さなスーツケースも、生活や旅のスタイルの変化とともに出番が減り、持ち手やタイヤがみるからにボロボロになってしまったので売れそうにもないし思い切って捨てることにした。
それから、壊れてからも小細工しながら騙しだまし使っていた洗濯物のピンチハンガーも、ようやく気に入るものをゲットしたので処分した。
そんなに着ていないのに捨てられずに1年とっておいた服も、やはり出番がないとわかったから諦めがついて手放した。
断捨離と名付けるほど大げさなものではないけれど、最近、一旦整理したいという気持ちになっている。
この家に住み始めてざっくり5年くらい。
今の暮らしに必要なものとそうじゃないものがなんとなくわかってきた。
いや、遅すぎるだろとつっこまれそうだけど、そこらへんに関してはかなりぼんやり生きていたので、なんとなくわかってきただけでも優秀だと思っている。
微妙にサイズが合わないことが、微妙なストレスを生んでいたフライパン用のフタ。
これも騙しだまし使っていたけれど、最近どうやらサビやすいことが発覚したので踏ん切りがついて買い替えた。
人から見れば「そんなのすぐに買い替えればすぐ快適に過ごせるのに!」案件である。
いや、私も頭の中ではわかっている。
でも一度自分で買うと決めたものだから、手放す時にはほんのり自分の背中を押してくれるような正当な理由が欲しくなる。
正当じゃなくても、こじつけでも、自分を納得させられる理由が欲しい。
まあでもね。
自分の中でのこんなやり取りを繰り返しているうちに、段々と、買い替える頻度は減ったし、長く使えるお気に入りの物は増えてきている。
人間、何事も訓練ですよ。手放すのにも練習が必要。
そして、いろんなものを捨てるなかで「捨てることは買うことよりもかなり大変な場合が多い」ということも学んだ。
棚とかラックとかちょっと大きめのインテリアとかって買う時はいいけど、捨てる時は素材や大きさで苦労することが多い。
捨てるのにまあまあお金かかることもある。地味に悔しい。
あと、香水やアロマ系の「香り液体×複雑瓶モノ容器」とかマニュキュアやコスメ類の「ドロリ液体×複雑瓶モノ容器」とかって使い切れなかった時が最悪だよね!大好きなのに!笑
まあそういう経験も学びになり、ちょっと本末転倒のような気がしないでもないのだけれど、最近では捨てる時のことを考えて買い物をするようになった。
そんなの当たり前だと思えている人は、素晴らしい!拍手!
私はこの地点に来るまでに30年はかかった。ようやくスタート地点。どんだけほっつき歩いていたんだよ。
それはそれで楽しかったんだよ!
ミニマリスト的なものは目指していないし、一生洗練なんてされそうにもないけれど、モノによる日々の小さなストレスと罪悪感のあるゴミ捨てからは解放されたい。それだけ。
全然まだまだ理想だけのお話。
でも、理想を持てるようになっただけ私は進んでいるのだ!行け!