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普段の生活の中で経験していない環境や見知らずの景色(#高校生レポート)

はじめに
このインターンシップレポートは、NPOカタリバ Rootsプロジェクト(外国ルーツの高校生支援事業)が展開するRootsインターンに参加した高校生の体験をまとめたものです。

日本社会での進路を自分ごとに
「外国の人」ときくと、海外から来る外国人(旅行者や留学生等)を想像する方が多いかもしれませんが、今、日本の子どもたちとともに育つ外国ルーツの子どもたち(両親、またはそのどちらか一方が外国出身)が増えています。親の事情で来日した子がほとんどですが、環境の変化に前向きに、そしてしなやかに向き合っています。
多様な教育背景をもつ子どもたちの日本でのキャリア形成は、まだまだ事例が多くはありません。彼・彼女たちの目線で日本はどう見えているのか、そして今まさに越境を体験している高校生から、これからの未来について、この記事を読んでくださっているみなさまとも学んでいけたら幸いです。

インターン概要
「社会をにぎやかに!」のビジョンを掲げ、国内トップシェアのインターネット回線取次事業を展開している株式会社ALL CONNECT(以下、オールコネクト)の社員さんへの取材を行いました。経営戦略室、広報部、営業部それぞれに活躍している方々に、今のキャリアに至った経緯や仕事のやりがいについてインタビューさせていただきました。

▼▼以下、高校生によるレポートです▼▼


自己紹介

小学校6年生のときに、中学から来ました工科高校3年生のSYです。
学校では、プログラミングを学んでいます。好きなことは、アニメを観ること・バスケをすることです。

インタビュー開始!

最初、社員のいとさんはおとなしい印象だった。話を聞くうちに、意外とすごいことをしている人だと思った。いとさんの体験談が面白くて引き込まれた。いとさんの魅力とは何か?探っていきたいと思います。

事前に用意してきた取材シートにメモをしていきます。
日本語でメモをとることにこだわりました。

少年が描いた夢

幼い頃、兄の影響でたくさんの音楽を聴いて育ったいとさん。

13歳の頃、女の子にモテたいと思ってバンドを結成し、毎日のように練習を重ねていくうちに、音楽の楽しさや奥深さにどんどんのめり込み、そして、いつしかプロのミュージシャンになりたいという夢を抱くようになったという。

高校卒業後は、音楽を学べる専門学校に進学した彼は、そこで同じ夢を持った仲間たちと切磋琢磨し、音楽のスキルを磨いた。20歳の頃には、専門学校を卒業し、プロを目指してのミュージシャンとして活動をスタートさせた。

しかし、プロの世界は甘くなかった。活動費や機材費は膨大で、バイトを掛け持ちしながら音楽活動を続けていた彼は、それでも音楽への情熱は冷めることなく夢を追い続けた。

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により、音楽業界は大きな打撃を受け、ライブやイベントが軒並み中止となった。活動が思うように進まなくなってしまった彼は、このままでは夢を追い続けることが難しいと感じ、悩んだ末、別の道を探し始めることにした。

夢をあきらめたその後・・・

音楽の道をあきらめ、別の道に進み始めようとした彼は、すでに就職している友人や知り合いを見て、自分は遅れていると感じ焦っていた。それでも、これから自分は、「自分の気持ち」を大事に、一歩ずつをしっかり進んでいlこうと決めた。
毎日、今自分は何をすればいいのか、何が自分にとって気持ちがいいのか、を考え続けた。
そして、オールコネクトという会社に出会った。

「自分の夢が叶えば最高だが、それが唯一の選択ではないと思っていました。道は一つじゃないんです。夢を追っている間に色々なバイトをやっていたから、他の選択肢を選ぶ時でも何をすればいいか、就職の選択をするときに、色々な考え方や経験を知っているからこそ、しっかり考えて選ぶことができました。辛い時期があった時でも、最後まで諦めずにやったことが報われたと思っています」
彼はオールコネクトと出会って、次に進むべき道を見つけた。他の人よりも遅かったけれど、自分の気持ちとペースを大事にしてきた結果だと思った。

Iさんの過去に、自分のこれからを重ねながら…
会社からの風景に想いを馳せます。

オールコネクトでの出会い

オールコネクトで、幸運にも、尊敬すべき先輩に出会えた。先輩は、彼にわからないことを丁寧に教えてくれたし、仕事のやり方やコミュニケーションのコツも伝えてくれた。先輩の優しさに感動し、自分もそれに応えるために一生懸命努力した。

インタビューを通しての学びや考えたことを、社員さんに伝えます。
解釈の違いはないか、さらに考えを深められることはないか、時間いっぱい対話しました。

インタビューを通しての学び「普段の生活の中で経験してない環境や見知らずの景色」

夢をあきらめなければならない体験が、今までの自分と重なってみえました。そこから新しい道を探し出して、バリバリ働いている姿はとてもカッコいいと思えた、道はひとつじゃない。いろんな可能性があることをインタビューを通して感じました。

この貴重な会社見学をできる機会をいただき心から感謝しています。今回のインターンの活動で、全体的通し本当にすごく印象に残ったことがたくさんことがありました。自分が今まで普段の生活の中で経験してない環境や見知らずの景色などことがオールコネクトで改めて印象を変えることができたと思いました。オールコネクトの大人たちと全員話してみて、一人一人の会話から各自思考した内容が違ってきて色々なイメージを感じました。3人の話しをまとめると、

最初に話したざわちんさんの話では、自分がやりたいことがあるなら、別に自分を無理に拒否する必要なく、自分が本当に思ったことが正しいければそれに従って選択した方が自分の今後の人生に渡って二度と後悔する思いはないということを学びました。

その次につだちゃんとの話し合いでは、自分と趣味や好みが同じく相性的によかったので、実際話してみてとても愉快でした。つだちゃんもオールコネクト来るまでにもいくつかの会社に務めてた話しを聞き、やっぱり人生は全部順調に上手く行かないこともたくさんがあって、誰にも落ち込む辛い時間があって、それをどうやって最善に変えた方がいいか学びとしてすごく勉強になりました。

最後はいとさんにインタビューしながら、結構長い時間会話することができました。そのお陰でいとさんについてもっと知ることができたり、どんな人か、どんな性格や何を経験したかが自分にもすごく勉強になったと思います。

いとさんが持つその判断力や思考力が一般人に対して難しいかもしれません。それでも自分は頑張っていとさんみたいにそいう力を身につけられるように、何事に対しても最後まで諦めずに努力の行動で証明する気持ちが以前より強くなりました。今回オールコネクトの会社を経験したり、色々な人と話すことができてとても印象に忘れず人生の経験になりました。ありがとうございました。

カタリバメンターのつぶやき
これからの進路について悩んでいた高校3年生のSYさんは、将来の働く姿に不安がありました。いろいろな人がどうやって、一緒に力を合わせて仕事をしているのか、また自分の日常で触れる人以外はどのような生活を送っているのかに興味があり、インターンに参加しました。
今回は、新しい取り組みとしてSYさんが聞き取りした内容をもとに生成AIを一部活用しました。生成された文章の言い回しに驚きつつ、現実と違う部分を修正しながら、SYさん視点のエッセイ風に仕上げてみました。
インターン後、自分の進路について以前よりも真剣に、そして具体的に考え始めたSYさん。さまざまな出会いから、希望と目標をみつけたようです。これからのSYさんがどのような道を選んで歩いてゆくのか楽しみです。

これまでのレポートはこちら:

問い合わせ先:
認定特定非営利活動法人カタリバ Rootsプロジェクト(外国ルーツの高校生支援)roots@katariba.net