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海外にルーツを持つ若者(ユース)「から」の声をきく

「外国につながる児童生徒」、「留学生」、「技能実習生」、「外国ルーツ」、「日本語指導が必要な児童生徒」、そして「海外にルーツを持つ子ども若者」。

新聞やテレビのメディアを通して、聞くことが多くなってきている言葉。
自分の身近の生活圏内や、学校生活の中でも意識や視野の中に入ってきている人たち。

「親御さん、または自分自身が日本では無いところから来ていて、今は日本で生活している」、という状態を、彼・彼女たちの在留理由を明確化するためのカテゴリや学校や社会において「対応が必要とされる人」としてのくくりをするために、ラベリング(名称をつける)がある。

「海外にルーツを持つユースのつぶやき」では、高い視座ではカテゴリ化されているかもしれない若い人たちが、日本で暮らしていてどのようなことに向き合っているのか、どのようなことを考えていたり感じたりしているのかを、本人の言葉で共有してもらうことを意図しているnoteです。

日本で暮らしている98%の人にとってのアタリマエは、約282万人の2%の人にとっては真新しく、戸惑いや疑問に繋がる生活様式であると同時に、今の在り方への問いかけでもあると思います。

2019年から「Rootsプロジェクト」として海外にルーツを持つ高校生への支援事業をはじめたNPOカタリバには、支援を受ける立場であった「元当事者」、今は専門学校・大学への進学や就職への道を歩みながらカタリバへの活動に参画している若者(ユース)たちがいます。当事者の時に見ていた景色や、今はロールモデルとして「支援する側」になった彼・彼女たちの声を共有します。

2021年6月。