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地域・学校・世代を超えて学び合うオンラインプラットフォームを、全国の中高生に。
生徒の探究活動、加速を促すために必要なこととは?
私たちカタリバオンライン for Teens(以降、カタリバオンライン)は、「高校生の意欲と創造性の連鎖を生み出すオンラインサードプレイス」をビジョンに掲げ、全国の中高生が「探究活動」や「マイプロジェクト」を加速させるヒントを得られる無料のオンラインプログラムを展開しています。
▼カタリバオンライン for Teens・3分紹介!
※1分版はこちら
認定NPO法人カタリバでは2013年より、高校生が探究学習に喜びと意義を感じて取り組んでいけるよう、日本最大級の学びの祭典と称して「全国高校生マイプロジェクトアワード」(後援:文部科学省、協力:株式会社マザーハウス)を開催してきました。開催10年目を迎える2023年度は、6,826名(2,600プロジェクト)の高校生からエントリーがあり、学校や地域を越えて人と出会い、活動することへの需要の高まりを感じます。
*マイプロジェクトアワード2023の詳細はこちら。
このような「探究学習」をめぐる情勢を受け、私たちは全国の高校生が「いつでも・どこからでも、自分の探究テーマを見つけ深められる機会」を届けたいと思い、オンライン事業を展開しています。マイプロジェクトアワードという刺激と学びに溢れた年1回のイベントに加え、日常的に全国の高校生が自身の興味関心を見つけ深められる機会をつくることが、探究学習の加速に繋がると感じています。
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生徒が“マイテーマ”を見つけ深めるための3つの工夫。
カタリバオンラインは毎月20本程度のプログラムを、平日20:00~21:30にzoomにて開催しています。90分と短い時間ではありますが、その中で私たちが大切にしていることが3つあります。
生徒同士の対話
参加生徒は、地域も学年もバラバラです。全く異なる背景を持つ相手だからこそ、話を聴き自分について話すことで、改めて気づいたり視野を広げる機会になります。実践8割のコンテンツ
講師役を務める大学生インターンは、生徒同士の対話を促すファシリテーションに徹し、一方的な講義は行いません。グループワークやロールプレイングに必要な情報を提供するに留め、生徒自身が考え、伝え、実践することを重視しています。「安心安全な場づくり」に関する研修を受けた大学生インターン
講師やファシリテーターを務める大学生インターンは、生徒が「ここは発言しても大丈夫」と思えるよう、在り方や承認・問いかけなどを日々学び、相互研鑽しあっています。
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「カタリバオンラインに参加して、生徒の表情が変わった」
こうした工夫を重ねる中で、カタリバオンラインに参加した生徒を知る先生方からは「カタリバオンラインに参加してから生徒の表情が変わった、生徒について今まで以上に知ることができるようになった」とお声を頂くことが増えています。
Aさんは、もともと課外活動にも関心が高く「何かやってみたい」と心の中で思っていたようですが、引っ込み思案な性格や閉鎖的な地域特性もあり、なかなか踏み出す機会を得られずにいました。
そんな時、友人に誘われてカタリバオンライン(テーマ探究ゼミ「SDGs」)に参加してみたところ、「一つのテーマについて、大人や高校生が一緒になって議論することの面白さ」に目覚めたらしく、自ら機会を探し大人とやり取りしながら、SDGs高校という企画の高校生チーム代表になっていました。さらに、夏にはフィリピン留学までしていました(笑)
元々バイタリティのある生徒ではあったのですが、学校・地域の外に出て刺激を受けることで、改めて自分の“好き”に気づき行動する勇気を得られたことはかけがえのない経験だったと思います。
Bさんは探究に特化したクラスに在籍しているのですが、普段からあまり積極的に発言することなく、静かにクラス全体を観察しているような生徒でした。私としてもどう接したら本人の意欲や活動を引き出せるのか悩んでいたのですが、ある時、カタリバオンラインに参加していることを教えてくれたんです。
夏頃に初めて参加した際は、緊張してカメラもマイクもオフだったようですが、半年経った今は自ら「高校生企画」を企画・推進するまでになっており、明らかに表情が明るく変わっていました。クラスの中だと今までの関係性やキャラクターが気になってしまい、なかなか素の自分や新しい一面を出すことができなかったのかもしれません。学校とは異なる場所で、まったく知らない同学年と出会い対話することで小さな自信を積み重ねたんだと思うと、担任としても嬉しい気持ちでいっぱいです。
うちの学校はいわゆる「探究先進校」と呼ばれ、商品開発やイベント企画による地域課題解決が長年行われていました。教員としてもその歴史や取り組みには自負を持って推進しているのですが、どうしても生徒個人の「興味・関心」が見えづらくなるという弊害もありました。
そんな時、Cさんがカタリバオンラインを通じて「アート」への関心を深める機会があったと嬉しそうに教えてくれたんです。私はCさんの関心領域については全く知らなかったのですが、アートをテーマにした「高校生企画」に参加したことで、改めて自分の関心が芸術領域にあると自覚をしたようです。
学校の中だと、どうしても授業や進学に関わるテーマで終わってしまいがちですが、学校の外で色々なテーマに関心を持った生徒と関わることで、自分について改めて気づいていく機会はとても重要だと実感しました。
探究の加速を促す4つのプログラム!
中高生の方々に参加いただけるプログラムは大きく4つあります。
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まず一番のお勧めは、「ワークショップデザイン」です。1か月間の連続プログラムで、自分の想いや考えを90分のオンラインワークショップとして企画し、当日の司会進行まで手掛ける「高校生企画」を準備していくため、テーマ設定はもちろん、ワークショップの企画、PR案の考案、当日のファシリテーションと、探究の実践段階に必要な要素すべてを学ぶことができます。
(過去に実践された「高校生企画」一覧はこちら)
その他、ワークショップデザインを通して準備を重ねた生徒が届ける「高校生企画」や、プレゼンテーションやファシリテーションといった一生役立つ「スキルを学べるプログラム」、SDGsや地域づくりといった探究活動の基礎テーマを専門家から学べる「テーマ探究ゼミ」などがあります。
これらのプログラムには、今まで全国2,850名の中高生が参加し、事後アンケートでは満足度9.29点/10点、推奨度9.25点/10点と、嬉しいお声をいただいています。
特に、
探究学習や課外活動に没頭しており、さらにその活動を広げていきたい・同志を探したいと思っている生徒さん
バイタリティはあるものの、地域・学校外に出ていく一歩を踏み出す機会や勇気を求めている生徒さん
には、必ず刺激と学びに溢れた時間をお届けできると思っております。ぜひ、身近にこのような生徒さんがいらっしゃれば、会員登録(無料)とプログラム申込みをお勧めください!
▼教員・教育関係者の方へ、お問い合わせはこちら。
▼中高生の方へ、無料の会員登録はこちら!