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私たちが、困難を抱える子どもたちの支援に関わる理由 カタリバピープル#01

カタリバで働く職員は現在130名(2022年5月時点)。業務委託パートナーも含めると総勢400人以上のスタッフたちが、意欲と創造性をすべての10代に届けるべく日々活動に取り組んでいます。

そんなスタッフたちのこれまでの経歴は、民間企業・行政・NPOやNGOなどの非営利組織・新卒など十人十色。連載「カタリバピープル」では、カタリバが取り組んでいるさまざまなプロジェクトで活躍するスタッフたちを紹介していきます!

連載第一回は、「貧困や不登校、ヤングケアラーなど生まれ育った環境に困難を抱える子どもたち」に対する事業に取り組む3人にスポットを当てていきたいと思います。


教育ベンチャーから転職。高校時代からの目標に取り組みたい

■プロフィール
名前:富永 みずき
入職:2020年
所属:キッカケプログラム / 事業横断プロジェクト
自分を表すキーワード:#教育業界から教育業界へ #保護者支援 #雑草魂 #温泉 #歌がすき #笑顔

1人目は、富永みずきさん。新卒として教育ベンチャー企業へ就職し、中高生の学習支援やキャリア教育事業を担う部署にて年間数百名規模の講師採用を含むHR業務全般を担ったのちカタリバに転職。

高校生だったころから掲げていた「子どものための保護者支援」に取り組むため、経済的事情を抱える家庭へオンラインでの伴走と学びの機会を届ける奨学プログラムであるキッカケプログラムの保護者支援領域にて、プログラムの開発・運営を担当しています。

ーカタリバに入った理由・関わる理由を教えてください。
①挑戦に前向きな土壌があると感じたこと、②スピードの速さに驚いたこと、そして③教育の可能性に全力で向き合い、信じるだけでなく証明しようとする組織だと感じたことがカタリバに入社を決めた理由です。この環境を味方に、子どもや保護者を社会の動きから置き去りにすることなく課題解決や価値創造のために走っていきたい、そんな風に感じました。

ーカタリバでの仕事のやりがいは、何ですか?
子どもや保護者の声がすぐに届く距離で仕事ができること、妥協しない仲間と働けることです。


困難を抱える子どもだった私が、本当にチャレンジしたかったこと

■プロフィール
名前:宮城 千恵子
入職:2016年
所属:Rootsプロジェクト(外国ルーツの高校生支援)
自分を表すキーワード:#もちときゅうりがあれば幸せ #ヤンキーとか武将と言われる #歴史から学ぶがむずかしい #多様性は増やすものではなく、気づくもの

2人目は、宮城千恵子さん。大学卒業後、新卒一期生として株式会社ジーユーに入社。12店舗の経営や立ち上げに従事しスタッフ育成にも携わるなかで、自信をもって「自分を語る」ことができる社会にしたいとカタリバへ転職しました。

コラボ・スクール大槌臨学舎で5年半活動したあと、事業の立ち上げのためRootsプロジェクトに異動。現在はチームリーダーとして、はじめて向き合う課題、生徒、チームメンバーの多様性に戸惑いながらも、本質的な課題解決にむけて奮闘しています。

ーカタリバに入った理由・関わる理由を教えてください。
母子家庭5人兄弟という環境で育ち、元「困難を抱える子ども」でした。社会人になって奨学金を全額返済したあと、自分の本当にチャレンジしたかったものを考えたときにたどり着いたのが「カタリバ」でした。本気で課題解決したい、そのために学び、実行する上で、あらゆるリソースを活用できる環境があることがここで働く理由です。

ーカタリバでの仕事のやりがいは、何ですか?
関わる人(子どもも大人も)の本音と本気にたくさん出会えることです!


省庁・コンサルで得た経験を、目の前の子どもたちの課題解決に生かしたい

■プロフィール
名前:栗原 圭介
入職:2022年
所属:政策提言チーム/キッカケプログラム / アダチベース
自分を表すキーワード:#サッカー #飛び込んでみる #NPO #フランスに縁

最後に紹介する栗原圭介さんは、省庁やコンサルティング企業での勤務を経てカタリバへ。省庁では対フランス外交・スポーツ交流・政務官秘書官等の役割を勤め、その後転職したコンサルティング企業では、政府系機関のDX支援・東京五輪の支援等を担当しました。

カタリバでは政策提言チームの一員として、現場からの課題抽出や政治・行政への働きかけを担っています。また、キッカケプログラムアダチベースの運営にも参画しています。

ーカタリバに入った理由・関わる理由を教えてください。
子どもの貧困にアプローチするレジリエンス各事業があるからです。行政の手が最も届きにくいところにアプローチしている姿勢に共感しました。私は社会人になってからこの問題を知ったに過ぎませんが、努力すら許されない環境はフェアではないと感じ、どこかで微力ながら貢献したいと考えてきました。

ーカタリバでの仕事のやりがいは、何ですか?
現場で目の前の子どもに何ができるか問われつつ、考えの抽象化や言語化も求められることです。


いかがでしたか?今回は、生まれ育った環境に困難を抱える子どもたちに対する事業に取り組むスタッフのなかから、経歴のさまざまな3人をご紹介しました。

この記事を書いている広報チームの本田はカタリバ歴5年目な人間ですが、特にコロナ禍以降、カタリバに入職するメンバーのこれまでのキャリアや関わり方が、ますます多様になってきているように感じています。話を聞いてみると、働き方の多様化による後押しや、「自粛期間に改めてこれからの自分のキャリアを考えた」など、それぞれに転機があったようでした。

ホームページでは、今回紹介した3人以外のスタッフのプロフィールや思いなども掲載していますので、もう少し読んでみたいなと思ってくださった方はぜひご覧ください。

また、カタリバでは一緒に働く仲間も募集しています!興味をもってくださる方はぜひ一度のぞいてみてください。

それでは、今回はこのあたりで。最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

(文:本田 詩織)

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