「野口哲哉展 -armored space-」に行ってきました
本日8/16~8/31まで、私も大好きな野口哲哉さんの個展が銀座SIX蔦屋書店のアトリウムで開催されているので行ってきました。
①野口哲哉さんの作る立体作品について
野口哲哉さんは1980年生まれの美術作家さんで、甲冑や兜をまとった武士を中心に立体作品や絵画を制作していらっしゃいます。
武士とは本来強く描かれるイメージが個人的にはありますが、人間なので苦悩や葛藤などもあったはず。
そして時代は流れ現代社会でも同じく苦悩や葛藤があります。
一方で何も感じない平常心というのも大事な感情。
野口さんはユーモアあふれるセンスで過去と現代を上手く融合させながらこれらの表現しづらい複雑な感情や仕草を表現されているところに個人的にとても魅力を感じます。
見て下さい。この表情を。
グッと引き込まれます。
リストラされて家族に何と説明しよう…帰りたくない…というような表情をしている気がします。笑
野口さんは甲冑一つ一つの構造も深く理解されているようで、本物さながらに作られているようです。(私は甲冑についての知識が無いので受け売りです。実際に甲冑作りをされている方がそのように仰っていました)
一見古く見えますが、材質については樹脂やアクリルなど現代的な素材も使い作られているとの事。
姿や表情が一つ一つ全て違い、想像力を掻き立てられます。
そして以下の作品。
どこか仕事終わりの会社員が電車に乗っている時のように見えます。
現代社会で働く会社員を武士の姿に投影しているようにも感じ見入ってしまいました。
②今回の展示は平面作品がメイン
さて立体作品を多く作られている野口さんですが、絵画などの平面作品も沢山作られています。
今回の展示ではそこに至るドローイングやスケッチ、習作などが展示販売されていました。
③価格帯や販売状況などについて
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