作家さんの反応に救われた話
ご無沙汰しております。
コミックエッセイ編集者1年生のカタノです!
編集者になって色々経験していく中で、書きたいことはできるのに書く時間を確保できなくなってきてしまう現象が…!
もっとサクサクと仕事をこなして日々の記録をつけられたらいいなと思います。
さて、編集者になって2冊目の担当本
私をとり戻すまでのふしぎな3日間/川瀬はる
子どものころの自分が教えてくれた大切なこと
感情はあればあるほど厄介だ。
だから私は感情が沸き起こるたびになるべく無視して踏みつぶしてきた。
主体性のない自分に気づきながらもどうしていいかわからない感情を踏みつぶして生きてしまう全ての人に届けたいお薬コミックエッセイ! !
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というわけで…発売してから1ヶ月が経ってしまいました。
note更新できてなくて大反省の日々です…、、
が、今からでも遅くない!
可愛いイラストに癒されつつ、心をえぐる言葉の数々にハッとさせられます。
自分の感情を押し殺したり誤魔化したり。他人の意見にばかり合わせてしまったり…それが楽だと感じてしまっている人に届けたい作品です。
ぜひご興味ありましたら買って読んでいただけたら嬉しいです!
今回はこちらの作品のスタートとなった川瀬はるさんとのお話を少しだけ
打ち合わせ当日に胸にずっとあった不安は「ちゃんと作家さんの描きたいと思っていることを理解できているだろうか?」ということでした。
それができていなければ読者に伝えるためのベースが編集者にもないということなのでいくら「こうしたほうが」と伝えても作家さんからしたら「そういうことじゃない」となってしまうわけなのです。
最初に読んだ編集者にすら意図が伝わっていなければ、それはそれで書き直す必要もあるとは思うんですが…。
まずは大切な物語に赤を入れさせていただく以上、この場面で・この1冊を通して川瀬はるさんは一体何を読者に伝えたいのだろうか?と読み解くことを念頭に置いて考えていました。
自分の中では「うん、きっとこういうこと」と思いながら進めていったけれど、やっぱりお伝えするときには「そういうことじゃねぇんだよな〜、この編集者わかってね〜な〜」みたいに思われたらどうしようという不安もありました。
はるさんはそんなこと言う人では決してありませんが。笑
なので、はるさんが純粋に感動してくれて、それを表情に出してくれているのをみれた時に私の方も「想いが伝わったんだ…!!」と涙がちょちょぎれそうになったのです。
編集者に「こういう対応された」「こんなこと言われた」なんて声もSNSで見かけることもありますが…(もちろん偉そうで嫌な人もいるとは思う)
基本は作品を良くしていくためのアドバイスであったり、作戦、相談でもあったりするんだろうなぁと思います。
自分が描き手だった頃のことを思い返すともっと言われたことを素直に受け止めることも大切だったんだなぁと…
編集者もまた『時間をかけて考え作ったもの』を、はるさんのように返してくれると嬉しいんだなぁと。
そう感じました。
同じ日の出来事を、はるさんも漫画で描いてくださっています。
これを読んで私がまた涙したことは言うまでもありません。
最後に…
また作ってしまったものをご紹介!(なんでやねん)
これはブローチです。
チャコは羊毛じゃない、ブローチだ!!!と直感的に感じて作りました。
編集の仕事はあれもこれも…と、考えることが多く頭がパンクしそうになってばかりなので、羊毛だの粘土だのやる時間を作ると無になれてリセットされるんですよね〜。
創作に没頭する…私のストレス解消法の1つだったりします。
おすすめ。
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