そしてまた自分が嫌になる
相手の気持ちが分かる人になりたい。
そう思っていたけれど、残念なことにそう簡単にはいかないもので。
同じ空間にいるとなぜか悲しくなって、どこか自分はみんなと違う風に感じて。
スターバックスで、700円もするドリンクを頼んでみては、「ああ自分なにやってんねんやろ。」と責めたくなる。
女子会から帰ってきて、泣いてる私の姿に母は何も言わず、就寝時間の23時を過ぎても、「今日は眠たないねん」と言って耳を傾けてくれた。
過ぎ去った過去に執着し、どうにでもなる未来を楽観視できず殻に閉じこもる。カタツムリのように。
私が独り過去に囚われている間に、あいつは飛行機に乗っている。
起こった出来事を1から10まで話したい私は、話し終えると必ず後悔する。
その大半は愚痴で、この世界が何一つ変わるわけではないから。