新連載情報解禁!作品を語る
新連載の配信情報が解禁されました!
23年12月17日comicoにて配信開始
「亡国の王女は呪いを解く為に朝も夜もキスをする」です。
原作は「唇は恋に染まる〜亡国の王女は呪いを解く為、朝も夜もキスをする」花散ここ先生 です。
作品概要(comico公式より)
亡国の王女であるシェリルは、自国を滅ぼした敵国の王女ピアニーに「太陽の光に当たると体が焼かれる呪い」を掛けられ、いたぶられる毎日を過ごしていた。 しかし、その王城を占拠すべく乗り込んできた美貌の将軍リアムに保護されたシェリルは、呪いを解く効率的な方法として、魔力を注ぐために朝も夜もリアムとキスをすることに……!?
このキスは呪いを解く為に必要なこと。ただ、それだけだったはずなのに――
以前から縦スクロールの作画をしています、とこちらのnoteでも何度かお話をしていましたが、やっと情報解禁となりました。
原作に一目惚れして…
さて このお話をいただいた時、実は同時に別のレーベル様からも他の作画のお話もいただいていました。
こちらの縦スクロールの作画と、それとは別の白黒横読みのコミカライズ。
迷ったのですが、並行は到底無理な量とスピードが要求されるものでした。
迷って迷って、縦スクロールの作画に決めたのは、原作があまりにも素晴らしかったから。
原作を読ませていただいて、ヒーローのリアム様を始め、ヒロインはもちろん敵役から脇役まで、本当に全員があまりにも好きになってしまって、この世界を描かせていただきたい!他の方にお話が行くのは嫌だ!と思ったのです。
私がそれに見合った絵を描けるのか不安はあったのですが、コンペで社内一致で私に決まったと教えていただき、ありがたく描かせていただく決意をしたのでした。
概要を読んでいただけるとわかるのですが、恋愛ものと言うだけでなく、戦記もの、ファンタジーものとしても読み応えがあって、キャラクターと一緒にその世界に住み、あらゆる感情を揺さぶられる素敵な作品です。
キャラデザの巧みさ
作画としてキャラデザもさせていただきましたが、原作のすごいポイントとしては、出てくるキャラクター全てのデザインが完成されていること。
私がしたのは原作の描写を可能な限り自分の絵でそのまま切り取ることだけでした。
キャラクターの外見や性格、色彩デザインや属性、造形がパッと見てわかるようにデザインされ(原作は小説ですが見えるのです)誰が喋っているのかはっきりわかる。
これは絵を使う漫画家でもなかなかできないと思います。
また、webtoonになってカラーリングされた場合に強い点として、キャラごとに特徴のある色彩や形を持つ外見が設定されていること。
画面に沢山出てきても顔だけになっても一見してわかるので、キャラクターを見誤ることがありません。
特徴的な色彩の主人公や大きなリボンがトレードマークの敵国王女は、webtoon独特の文化、「お着替え」の嵐にもビクともせず、ドレスを変えようが髪型を変えようがキャラクターが分からなくなったりしません。
Webtoonは絵巻物というか、目で楽しむ画集的な楽しみが横読みより強く、異世界恋愛主人公が色んなドレスを着たり色んな髪型をすることが結構あります。
横読み白黒の場合はお着替えをすると(特に髪型を変えてしまうと)読者が混乱するので、ほぼキャラの髪型を変えたりドレスの雰囲気を変えることは無いでしょう。
お話のなかで主人公は、マーメイドタイプからふわふわドレスまで沢山お着替えしますし、夜会巻きからダウンスタイル、ちょっと凝った細工ものの髪型まで沢山お着替えしますのでお楽しみに❤
他のキャラも個性的で、本当に全員がキャラ立ちしていて、彼らの性格や属性も外見の設定も魅力的なので、絶対読んだ方は全員好きになっちゃうと思いますよ!
話は尽きないので、この作品に関してはたくさん萌え語りをしたいと思っております。
キャラクターの魅力、世界観、人間関係など…たくさんお話したいと思いますのでまた読みにいらしてくださいね!