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小さいひつじが

100匹の羊を飼う羊飼いがいて
いつもの様に、羊たちを放牧していたら
その日は1匹だけどこかへ行ってしまったの

羊飼いには残りの99匹の羊がいるから
たった1匹を失っても構わなかったけれど

99匹の大事な羊たちを残して
1匹の小さな羊を探したの
暗い中、遠くの山や谷底まで探して
羊を見つけて抱きしめてくれた

なんて、やさしい羊飼いなの
たった1匹も大事にしてくれるなんて
なんて、しあわせな羊なの
そこまで大切にされるなんて

子供の頃にこの話を聞いた時は
その羊飼いのやさしさにしか
目がいかなかったけれど
最近はね、そんな羊がうらやましいよ

この聖書の話を題材にした讃美歌は
それはそれはかわいらしい歌なのに
心がぽっかりしてしまう
切ない理由を誰か教えて

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