「薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~(7巻)」感想・ネタバレ
どんな本?
スクエニ版の1巻は2017年9月25日に発売されました。
だいたい8ヶ月ごとに新しい巻が出ています。
小学館版は2018年2月24日に1巻が発売されました。
こちらは4ヶ月ごとに新しい巻が出ます。
ストーリー展開は基本的に同じですが、描写では細かいところではかなり違います。
小学館版の方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じます。
後宮を去った猫猫は花街に戻るが、すぐに壬氏のお付として外廷に勤めることになります。
新しい環境で彼女は様々なトラブルや事件に巻き込まれます。
小火や食中毒、謎の遺言など、それぞれの事件が連続して発生し、猫猫はそれらが一つの事実に収束していることを理解します。
また、壬氏を困らせる武官・羅漢が現れる。
彼は猫猫の過去を知る人物で、彼女に対する特別な執着を見せる。
羅漢の真の目的は何か?
物語は、猫猫と羅漢の対峙と、彼女が再び後宮に戻ることで展開します。
猫猫には壬氏から青い薔薇を咲かせるという難題が与えられ、その過程で彼女の家族の秘密が明らかになります。
読んだ本のタイトル
#薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(7)
著者:#倉田三ノ路 氏
原作:#日向夏 氏
キャラクター原案:#しのとうこ 氏
あらすじ・内容
感想
後宮女官を解雇された猫猫(マオマオ)は、花街に戻ります。
しかしその短い安息も束の間、外廷への勤務が待っており、それも美形の宦官、壬氏(ジンシ)のお付としてです。
猫猫の新たな生活は困難に満ちています。
彼女は他の官女たちからの嫉妬や様々な奇妙な事故や事件に巻き込まれます。
倉庫での小火、食中毒になった官僚、そして腕利きの職人が遺した不変な遺言。
これらの事件が次第に一つの事実へと収束していきます。
背後にはある人物暗殺への深い計画が隠されていたました。
さらに物語に転機が訪れます。
壬氏に付きまとう武官、羅漢(ラカン)が登場します。
彼は猫猫とも古い縁があり、特に猫猫には普段見せない執着を持っています。
壬氏は猫猫を羅漢から守るために奮闘しますが、羅漢の真の目的とは、、、
そんな中、玉葉(ギョクヨウ)妃が懐妊します。
毒殺を警戒して猫猫は再び後宮へと戻りますが、そこで新たな課題が待ち受けています。
「青い薔薇」を園遊会までに咲かせるという、ほとんど不可能に近い要望でした。
それも、彼女を追い詰める羅漢からの挑戦状として。
猫猫の出生の謎もまた、この巻で明かされます。
その中で、羅漢と鳳仙の間にあったやり取り、そして鳳仙の美しい姿や彼らの哀しい過去が描かれます。
猫猫の父である羅漢と、猫猫の母である鳳仙の関係は複雑で、そして鳳仙に梅毒による悲劇が訪れます。
この巻では、宮廷と花街、官と妓女、そして過去と現在が交錯する中で、猫猫、壬氏、羅漢の関係がさらに深まっていきます。
謎と感動の中で、物語は一層の高みへと昇華していきます。
この本で特に心に残ったシーンは、猫猫が青い薔薇の謎に挑む部分でした。
私も野菜ですが、花を咲かせる計算をしたとこがあるので、その部分が懐かしく感じました。
一方、猫猫の家族の秘密が明らかになる部分はとても感動的でした。
過去には悲しい出来事がありましたが、それを乗り越えて猫猫は強くなったと感じます。
家族の絆や過去の影響について考えさせられる部分でした。
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