「盾の勇者の成り上がり 20」感想・ネタバレ
どんな本?
私はWEB小説投稿サイト【小説家になろう】で連載されていたこの作品を当時から読んでいました。
その後、この作品が書籍化され、更には漫画化もされたことを知り、興味津々で購入しました。
その理由は、この物語が「絶望の底から這い上がる不屈の成り上がりファンタジー」という要素を持っており、主人公の尚文が困難な状況にどう立ち向かい、成長していくのかに非常に魅力を感じたからです。
異世界への召喚、勇者たちの裏切り、新たな敵との戦いなど、展開がスリリングでありながらも、尚文の成長が描かれている点が私の心を引き寄せました。
この物語は、尚文が霊亀事件の真犯人・キョウを追って新たな世界へ冒険するお話です。しかし、転移の途中で仲間とはぐれ、リーシアだけが一緒になります。
そんな中、絆たちの世界との対立や、波の真意についても謎が深まる中、ついにキョウの策略が明らかになります。
狂信の徒たちとの戦いを繰り広げる尚文たち。物語は、尚文たちがキョウの館に突入する場面で次巻へと続きます。
読んだ本のタイトル
#盾の勇者の成り上がり 20
著者:#藍屋球 氏
原作:#アネコユサギ 氏
キャラクター原案:#弥南せいら 氏
あらすじ・内容
感想
霊亀事件後、真の犯人であるキョウを追って、尚文は新しい異世界への旅を開始します。
しかし、この旅の中で彼の大切な仲間、ラフタリアとフィーロと逸れ、共に行動するのはリーシアだけとなります。
新しい世界では、絆たちの世界との対立や、これまでの冒険での経験から浮かぶ波の真の意味についての混乱が尚文を取り囲みます。
そんな中、キョウの策略の影響を受けて、ヨモギという幼馴染が事件に関与してくる。
彼女は、キョウの手によって作成された武器を手に乗り込んで来ました。
さらに四聖獣の遺伝子をキョウから移植されたクズ2号の取り巻きたちと共に、ラルクの城を攻撃します。
彼女たちの体は特定の武器を使うと、聖獣のエネルギーに影響され、獣化の進行とともに自爆する危険性が潜んでいます。
この状態で彼女たちを攻撃するキズナは、彼女たちの獣の部分を取り除き、彼女たちを救うことができました。
この事実を知った一部の取り巻きたちはキズナによる救済を求め、事情聴取の結果、キョウとの協力の背景が明らかになります。
それにより、ヨモギはキョウに対する信頼を失い、彼の元へと向かう決意をします。
しかし、世界の情勢は更に複雑化し、ラルクの国とキョウの国が戦争の兆しを見せる。
その中で、勇者たちはキョウの館を目指しますが、館の前には獣化した人々が立ちはだかります。
キズナの能力によって彼女たちの獣の部分を取り除きながら、尚文たちは館への突入を試みます。
進む中で、獣化の影響を受けた人々の最後の言葉に、彼らの心は揺れ動きます。
この巻の最後では、尚文たちはキョウの館に突入する場面で終わり、次の巻への期待が高まる結末となります。
特に印象的だったのは、ラフタリアが盗人として扱われ、自分の物にしようとするクズ2号との戦闘シーンです。
私も以前、勘違いから周囲とのトラブルを経験したことがあり、そのときの焦燥感や不当に扱われる怒りを思い出しました。
また、キズナが平和的な解決を求めるも、戦闘となってしまうシーンも印象に残りました。
実際に私たちの社会でも、対話を試みるもうまくいかないことは多く、その複雑さや難しさを感じさせられました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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