今回の旅のお供は~?
会社の納会も大掃除も終わってすぐ、栃木へ向かった。
そしてさっさと帰って来た。
私は1人が好きなので年越しは1人で紅白観ながら過ごしたいのだ。
協調性の無さがここに極まっている。
栃木に行ったメインの用事は母親に会うことと、祖父母の仏壇に手を合わせること。
今、母が住んでいる家は元々は別荘で、祖父が仕事を辞めた後に終の棲家としていたところだ。
栃木、特に那須は私の中では避暑地の印象が強い。御用邸もあるし。ここ最近は東京と変わらないくらい暑いけど、夏にのんびりと過ごす場所って感じだ。
そんな栃木は東京からはそれほど遠くなく、新幹線で1時間ちょい。
新幹線を使わずに行っても3時間かからない。
私はいつも迷うことなく普通列車で行っている。
新幹線に乗るほど急ぐわけでもないし。
お昼は母と食べるから、間に合うように9時ちょっと前に家を出る。
1泊しかしないので荷物は軽めだ。
どうせ母としか会わないので化粧品も持って行かない。スキンケア商品は母のを借りるしシャンプーやリンスなどもわざわざ持って行く必要はない。
身軽な旅である。
さて、過去の記事で私はこんなことを書いていた。
「長距離移動の時間は読書時間だ」と。
こちらの記事🔽
今回持って行ったのはこの2冊。
『春琴抄』
『物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50』
いや、前回「電車で読むならほのぼのハッピーエンドの小説かエッセイだよね」って言ってたじゃん!
というツッコミが入りそうだが、『春琴抄』は別にバッドエンドじゃないよね?
文フリで購入した本も読みたいものがたくさんあるのだが、うっかり汚してしまったら買い直すのが難しい作品ばかりなので旅のお供には向かない。
大切に家で読むべきである。
今回のお供の作品はどちらも興味深いなぁと思った。
まぁ、大体本を読むと「興味深いなぁ」という感想が出てくるので、例に漏れずといった感じだ。
『春琴抄』は「佐助、この時代の人にしては長生きしたな!?」って思った。
80代で他界とは大往生だ。
別にそこは学んだところじゃないけど。
ところどころ句点がなくて、そこがずっと疑問だった。
読みづらいかと言われるとそうでもなくて、古い文体のわりに読みやすくストーリーがするすると頭に入ってくる。さすが大作家先生の小説だ。
内容は執着心の極み、みたいなところがあるのに文体はそこまでじめじめしていない気がした。
風星座でも多いホロスコープなのだろうか。
こういう文章書く人って水星座少なそう(偏見)。
春琴と佐助の関係が私の理解の範疇を超えているというか、あまりにもぶっ飛びすぎていて、神話やおとぎ話のように感じる。
だから生々しさがないのかもしれない。
自分では買わなさそうな本なので、文喫で選書して頂けて良かった。
『物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50』は食事に関して「見たことある~!」と多くの人が考えるであろう場面を紹介&解説している。
語り口調が軽快で読みやすかった。
各章が短いので、「頑張って読むぞ!」とならないところが良い。
お堅い本ではないが考察はしっかりしている印象だ。
こちらの小説に関しましては……良い記事があるんですよ、へへっ。
私の記事を読んで興味を持ってくださった🐙さんが感想文を書いてくださった。
本の感想を知りたい方はこっち読んだ方がいい。
そういえば私の小説、食事シーンがほとんどないことに気付いた。
私が黙々と食事するタイプだからだろうか。
この本を参考に食事シーンを書いてみるのもアリかもしれない。
美味しく食事を食べてくれそうなキャラ……いるけど、本当に善人かなぁ!?
さて、東京に戻ってきたので、溜めまくったnoteのコメントやらメールの返信やらを順次返していくつもり。気長に待っていてもらいたい。
今年もあとわずか。
明日午前中に用事があるが、午後からはゆっくりする予定。
読みたい本もあるし、書きたい小説もある。
noteの記事も投稿したい。
ワクワク🥰
この「何をしようかな」ってワクワクしながら計画を立てている時間が一番楽しいのかもしれない。