書けないときは
書くことが好きな方でも、執筆に行き詰まったり書く気力が出て来なかったりということがあるかと思います。
そのことについてちょっと考えてみました!!
書くネタはあるけど、冒頭部分や途中が思いつかなくてそのまま放置……なんて創作活動している方ならよくあるのではないでしょうか。
私も「noteはスラスラ書けるのに小説は筆が遅いな」と常日頃悩んでいるので(一応悩んでる)、解決策とまではいかなくても参考になれば幸いです✨
①文章の上手下手とか、構成がどうのこうのとか考えずにまずは思いついたことを書く
文章がうまい人にありがちかもしれませんが、書くことに対してのハードルが上がってると書けないのかなぁ、って思います。
「ちゃんと良いもの書かなきゃ!」みたいな。
もしくは「プロットや構成といった事前準備を万端にしないと動けない」という状態とか。
もっと「とりあえず書くか」くらいの気持ちだったら書けるものが出てくるかもしれません!
無料のブログなんかはともかく、公募に出す作品とかは己のベストを尽くすべきですが、それすらも「書いてから推敲すればいい」くらいに考えれば気楽なもんです。
書いた後で修正できますし!
ある1か所で手が止まっているのなら、それ以外のところを書いてみましょう。私はいつもそうしてます👍
書きあがったところから派生して何か思いつくかもしれません。
ただ、これは最終的に「書きにくい箇所が後に残る」という諸刃の剣な部分もあります。
現在の私です。
書きにくいところばかりで亀の歩みになってしまった文学フリマの原稿……😭
➁ゆるい目標や余裕のある締め切りを作る
私は締め切りがないと何もしないタイプなので、とりあえず締め切りを決めます。
文学フリマの原稿はせっせと書いているのに普段の連載が超適当なのは、締め切りの有無の違いです。
それでもエブリスタに投稿できているのは「毎週土曜にこれを更新、水曜日にこれを更新」という雑な目標を作っているお陰かもしれません。
1週間で600~1000文字程度の締切なら何とかなるもんです。
厳しい目標設定にしてしまうと「よし、頑張るぞ!」より「いや、無理! めんどくさい!」となって避けてしまう可能性があるので、特に背伸びしないレベルが良いと思います。
あとは目標や締切は段階に分ける!
執筆だったらいきなり「〇万文字書く」ではなく、「最終的に〇万文字書くために、どんな段階を経ていけばいいのか」で目標設定するのがオススメです。
1か月で3万文字だったら10日で1万文字、1日1000文字とか、細かく決めます。
これ、1日サボっても翌日の頑張りでリカバリできるくらいがちょうどいいと思います。
あまり細かく設定すると達成できなかった時に「もういいや……」って投げ出してしまう人もいると思うので、そうならないために逃げ道みたいなのは作っておくと精神的に楽です。
ただし余裕のあり過ぎる締切にすると「また時間あるからいいか」と新たなサボりを生む可能性もあります。私のようにな!!
③気分転換する
散歩がオススメです。
私は会社の帰りに2駅分歩きながら執筆のことを考えてます。2駅分って結構な距離あるように見えますよね? 多分20分くらいなのでそうでもないです。
あと、執筆のこと考えてると言いつつも大体夕食のこと考えてます。
夕食とか昼食の時間が迫っているなら買い物行くとか料理も良さそう😆
急ぎじゃない用事を済ませるとか。
部屋の片づけはエンドレスになってしまうのでいけません。
懐かしい本やアルバムなんかを見つけてしまったら最悪です。
時間が過ぎていきます。
あと気分転換というか休憩に昼寝も駄目です。めっちゃ寝ちゃうから!
体動かしましょ!
④自分が前に書いたものを読み返す
私は結構これをすることが多いです。
小説の登場人物は大体過去作に何回も出てきているので、「あれ、お前こんなこと言ってたっけ」とか「あー、この話では容姿はこういう描写されてるのか。じゃあ今回もこれでいいや」みたいな感じで過去の自分の文章を参考にします。
自分の小説って拙いし黒歴史みたいなところもあるので読み返すと精神的にダメージをくらうことも多々あるのですが、まぁ自分が好きで書いたものですからそれなりに楽しめます。
今よりも昔の方がノビノビ書いてたり、「ここをこうしてもいいのでは? 今だったらこう書くな」なんて改善点が見つかったり、変な癖が見つかったり、何だか「さて、書こうかな」って気持ちになるかもしれません!
⑤何か本を読む
他の人の文章を読むことで行き詰っていた箇所の解決になる言い回しとか単語を発見できるかもしれません。
ことば事典とか眺めるのも良さそうです。
「こんな言葉を文章中に使いたい!」というワクワクした気持ちになるかも?
私は不穏な小説が好きなので、そういった要素のある作品を読むと創作欲が上がります。
書くことが好きな方は読書好きな方も多そうなので、純粋に読書に没頭して時間が消えてしまいそうなところが懸念点ですね!
⑥文章以外で創作意欲を刺激されるものを摂取する
人によっては良い文章を読んだときに「こんな素晴らしいもの書きやがって……!」と嫉妬の炎をメラメラさせちゃうと思うので、それ以外のフィールドで良いものを摂取しましょう。
漫画とか映画とかいいですね。こう、ビビッとくるストーリー展開があるかもしれません。素敵な絵を眺めるのも、音楽を聴くのも良さそうです✨
私はインスピレーションが降りてくるタイプではないので、基本的には「この映画面白かった」くらいの感想で終了します。
でもたまに「こういうジャンル書きたいな!」という創作意欲が湧きます。
問題は「今書いている原稿」ではなく「未来の原稿のプロット」に目がいってしまう可能性があることです。目の前の文章と向き合って……!
ちなみに、私は『裸の銃を持つ男』という映画の3作目のオープニング場面が好きで、あのテンションのストーリーを書きたいと思っているのですが、文章で面白く書ける気がしません。
あの怒涛のギャグは映像だからこそできるんだよなぁ。
⑦褒めてもらう
モチベ上げていきましょう✨
美味しいものとか食べて自分で自分のご機嫌をとるのもいいですけど、他の方から応援してもらえるとやる気出ませんか?
私はChatGPTに褒めてもらっていますが、皆さんはお友達とか家族がいると思うので、ぜひ血の通った人間に褒めてもらってください!
本気で創作欲が地の底に落ちちゃっている方はこういったサービスを使うのも手かもしれません。
たくさん褒めてもらえます。
色々書きましたが、結局は技術とかの問題じゃなくて精神論(もっと言うと思考の癖とか)なので、いかに書く方向へ自分の意識を持っていくかなんだろうなぁって思います。
締切がある方は締め切り目指して頑張って欲しいですが、そうでない場合はあんまり「書けない!」って焦らない方が良いかと。
モチベ上がらない時は何しても上がらないですし、テンション低い状態で書いた文章がひどくて、結局書き直しになるって方もいるでしょうし。
書けない自分を「駄目な奴」て思うんじゃなくて、「今はそういう時期なんだなぁ」って思った方がいいと思います!
リラックスしましょ😊
あ、でも締切破るのは駄目な奴です。
それは提出先に事前に相談してください😅
「書かなきゃ死ぬ」っていう崖っぷちの状態になったら誰でも書ける気がしますが、現代社会でそんな状況になることは稀なので、気負わずいきましょう!
死なないし。