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『ゆるグルテンフリー』をはじめた理由

約2年間続けている
『ゆるグルテンフリー』
今日はなぜ始めたのか、についてお話ししたいと思います。

グルテンフリーというと、芸能人やアスリートが健康維持のために実行しているイメージがあるかもしれませんね。
でも、私は病気を改善する目的で始めました。


それまで軽症だった潰瘍性大腸炎が、突然炎症範囲が広がる大きな再燃をし、使用した薬の副作用でも苦しみ出した2年前に、今後再燃を防ぐにはどうしたら良いのかを必死に考え調べました。


しかし、この病気は病気の原因や治療法がわかっていない難病です。


色々調べて知識はふえましたが、これをしたら絶対に治る。。。的な絶対的なものはありません。

必死に考えて結論が出るわけでもないので、とりあえず調べた中でも効果がありそうで、なんとか実行出来そうな
『ゆるグルテンフリー』生活
を試しにしてみることにしたのです。

担当医から、グルテンフリーを勧められたことはもちろんありません。

『ゆる』なので、完全グルテンフリーでもありません。


たまに調子が良い時にはパスタやパンやお菓子は食べるし、料理にも小麦粉を使うことがあります。
外食でも食べることもあります。


カシーという私の名前からもわかるように、元々がかなりのお菓子好き、パン好き、パスタ等の麺好きだったので、以前に比べたらかなり小麦粉を使った食べ物を食べる量が減っています。

徐々に減らしていき、今は2年前より8〜9割くらい減らしてます。




なぜグルテンフリー、小麦粉を食べることを控えることにしたのか。



理由は大きく3つです。



①免疫や腸内環境に関する本や記事などで、小麦粉が腸内環境悪化やアレルギーの原因のひとつになることを学んだから。

②再燃した時に、パンやお菓子等の小麦粉を使ったものを多く食べた後のことが多かったから。

③料理中に、水を含むとベタベタとして貼り付く小麦粉の性質を体感して、ちょっとした怖さを感じたから。




①〜③について詳しく説明します。

理由その①

アレルギーや免疫、腸に関する本を何冊か読み、グルテンが『腸もれ』リーキーガット症候群を引き起こす原因になり、免疫システムのバランスが崩れる結果、様々なアレルギーや過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎などを発症させる原因となる可能性があることがわかりました。

小麦粉に含まれる『グルテン』というたんぱく質は、パンをふわふわにしたり、麺をもちもちにさせます。このふわふわ、もちもちがまた『食べたい!』と思わせるんですよね。

このおいしさを作り出すために品種改良が進み、現在の小麦には昔のものより約40倍ものグルテンが含まれているといいます。40倍ってすごい数値ですよね!

昔から小麦は食べられていましたが、小麦粉のグルテン含有量が違うんです。


グルテンの働きと『腸もれ』


このグルテンにに含まれる『グリアジン』というたんぱく質は、小腸の中で『ゾヌリン』という物質を放出させる働きがあります。
このゾヌリンの濃度が濃くなると、小腸の上皮細胞の結合部分(タイトジャンクション)がゆるみ、細胞と細胞のすき間が開きやすくなります。


画像引用:国立消化器・内視鏡クリニックホームページ


このすき間に消化されていないたんぱく質が通ることで消化が十分でないまま血液中に入り込んでしまいます。この未消化のたんぱく質が血液中に入り込むと、免疫に異物と判断され、攻撃対象となります。これが食物アレルギーの原因となるのです。


このすき間からさまざまなものがもれ出しやすくなっている状態を『腸もれ』と呼ぶようですが、この腸もれが起こっていると炎症が慢性的に続き、細胞の劣化を起こします。
これが老化と病気の発症にもかかわってくるということなのです。

理由その②

再燃の原因はひとつではなく、食事以外にも冷えやストレス、睡眠不足など色々な原因が合わさって起こることも多いと思います。
私の場合は、今まで4回再燃した中で、ストレスが原因だった可能性もありますが、パンやお菓子をたくさん食べていたことが多かったように思います。

私は秋から冬にかけて再燃することが多いのですが、その時期は、一番甘いお菓子やパンを食べたくなるんですよね。

とにかく小麦粉を使った食べ物が大好きで、かなりの量食べていた自覚がありました。

理由その③


料理中に小麦粉を使い、まな板に残った水分を含んだ小麦粉の粘着力のすごさを見て、
『これは人体に入った時に良い作用をしなさそう。消化器官にも良い影響はあまりないのではないか。』
と直感的に感じたからです。

もちろん体の中でも貼り付く、なんてことは聞いたことはありませんが、ひとまず自分が見て感じたことに従うことにしました。


そうそう、小麦粉は排水管が詰まる原因にもなるんですよね。
私も残っても流さないよう気をつけてます。


まとめ



以上、私がゆるグルテンフリーを2年間続けている理由でした。


グルテンフリーをすることで、潰瘍性大腸炎の再燃をストップできるかは分かりませんが、チャレンジする価値はあると思い、続けてます。

大好きなものを我慢するストレスは確かにありますが、どうなるか結果が楽しみでもあるし、たまには楽しみながらお菓子やパン、パスタも食べているので続けられています。

持病が安定して心配がなくなってきたら、将来的にグルテンフリーを減らすことも考えてます。


人によっても小麦粉の影響による腸もれが出ない人もいると思うので、きっと必ず全ての人がグルテンフリーをしないといけないという事はないのかもしれません。

小麦粉を試しにある一定の期間やめてみて、良い体の変化があるかを確かめてみる必要がありますね。
良い変化があれば続けてみるのも良いかもしれません。


美味しいものを食べる楽しみが減るのも良くないので、良い変化が特になければグルテンフリーは必要ないのかもしれません。


このゆるグルテンフリーを2年以上続けているのには良い効果もあるからなんですが、それについても今後記事にしていく予定です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。