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【適応障害体験記②】休職1ヶ月目の過ごし方

おはこんにちばんは、かぴぱぱです。
適応障害で2ヶ月休職した3児のHSPリーマンパパです。

今回は適応障害と診断され後、休職1ヶ月目の私の気持ちや過ごし方について、少し思い出しながらまとめてみたいと思います。


1. 休職直後の気持ち

仕事を離れたことに対する罪悪感や焦燥感はありつつ、休職初日から驚くほどストレスが落ち着いたのを覚えています。
感覚としては、肩こりや腰痛を感じながら重いリュックをずーっと背負って山登りしていて、それをようやく床に置けたような感覚です(わかりづらい)。依然疲労感があったり、何か行動する気力は湧かないけれど、まぁとにかくなんか重荷から解放された感じ。
休職前は家事や育児も結構負担になっていたとは思うのですが、それは休職後も継続していたことを考えると(むしろちょっと増えた)、心の疲れは、やはり仕事から来る部分が大きかったんだなと実感しました。

2. 休職生活の始まり – 始めたことやめたこと

休職生活が始まった後は、あまり前向きなことを考えられる気力もなかったのですが、心身をとにかく回復させられそうなこととして以下のことを試し始めてみました。

-  始めたこと

  • 心のケア
    まあ、これは意識的に行ったというよりは自然にそうしていたという感じなのですが、、適応障害になった人の体験談をひたすらnoteやYoutubeで見たり、精神科医の方々が適応障害についてや過ごし方について解説している動画(精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル精神科医がこころの病気を解説するChなど)をむさぼるように見ていました。適応障害は誰しも起こり得るものではなく、恥ずかしいことではないことを再認識できて心の平穏を保っていました。

  • 体のメンテナンス
    とにかく意識したのは睡眠時間と何も考えずにダラダラする時間の確保。
    睡眠時間は休職前平均4-5時間だったところを7-8時間に変え、日中子供達が不在の間は寝室で昼寝したりひたすらNetflixやYoutubeを思考停止状態でひたすら見ていました。
    また、睡眠時間を確保でき、若干早起きできるようになったことから上述の樺チャンネルでの教えを参考に朝散歩を30分ほどするようになりましたが、これは結構効果的で結果的には休職後も継続するくらい心身の健康を保つ上で大事な習慣になりました。

  • 有意義な時間を持つ
    ここに関してはせっかく時間も生まれたし、何かやりたいなとは思いつつ最初の1〜2週間は体力も気力もないので、ほとんど行動には移せていませんでした。
    正直、このまま一生やる気が戻らないんじゃないかと不安も感じていましたが、、それでも2週間が過ぎたあたりから少しずつ元気が出てきて、興味のある本を読んでみることに。
    その中で特に印象的だったのは「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」や「世界一やさしい『才能』の見つけ方」。結構ワークの多い本で、今までは書籍に書いてあるワークて結構読み飛ばしがちだったのですが、時間もあったのとその時の心情として書いてあることに対してかなり共感度が高かったのもありしっかり取り組んでみたら、少しずつ自分と向き合うヒントが見えてきて、気持ちも上向きに。
    結果的にこの本の著者が提供している「自己理解プログラム」というコーチングサービスも受講することになるのですが、この件もまた別途詳しく書いてみたいと思います。

-  やめたこと

  • 仕事関連の情報の取得
    一方やめたこととして、まず仕事の通知を断ち切るために、スマホから仕事に関連するメールやカレンダー、チャットツールを削除。
    まあ、当たり前といえば当たり前かもなのですが、、これまでは土日祝日も育休中も含め、どんなときも「臨戦態勢」で、それが自分の価値だと思っていたので、かなりの変化でした。(勝手な憶測ですが、結構HSPの方だとそんな思考傾向あるのではと思ったり)

  • SNSアプリの閲覧
    また、心身をかき乱すノイズの要因になると思い各種SNSやニュースアプリもすべて削除しました。(なお、Youtubeだけは1日で再インストールする運びとなりましたが。。)
    今までは暇さえあればスマホ開いては大量の情報が入ってくるという状態だったのが遮断され、地味に休養〜回復期において個人的には結構効果あった気がしています。

  • 飲酒
    これも上述の樺チャンネルの学びだったのですが、アルコールは抑うつ状態を悪化させる作用があるということで、毎日ビール350ml缶とストロング缶500mlだった飲酒習慣を平日はノンアルコールのみにするように変えました。

何をやるかより何をやらないかの方が大事だという話もありますが、悪習慣の断ち切りは結構効果的だったと振り返っています。


3. 休職生活の始まり - 定期イベント

休職中は基本的には日々特別な予定がないまま日常が過ぎましたが、以下②点だけは定期イベントとして予定に組み込まれていました。

  • 心療内科の診察
    休職後も定期的に経過を観察する必要があるということで、1-2週間に1回の頻度で診察を受けていました。
    私の場合、初診も受けた「ファストドクター」というオンライン診療サービスを用いて、その後もしばらくは診察していただいていたのですが、医師が毎回変わるため親身に話をしてくれる方もいれば、作業的に5分くらいで終わってしまう方もいてとなんかモヤッとする機会も多くあったのが正直な所でした。
    またオンラインツール利用料という名目のもと診療費とは別に毎回3,000円くらい追加で発生していたのも給料が出ない中では心理的に痛みになっていました。
    予約が取りづらい心療内科でオンラインで簡単に予約ができる利点はありつつ、継続的に診察を受けるとなると少し難しい部分も多く結果的には途中で隣駅の心療内科に通うことになりました。

  • 会社との面談と報告
    休職後は週次で直属の上司との1on1と労務担当への健康状態等の報告を求められました。
    労務への報告はある種義務的な要素も大きいので仕方ない形でしたが、上司との1on1については、どちらかというと私の健康状態を気遣ってもらっての上で設定された背景が大きい形でした。
    上司は本当に良い方だったのですが、それでもやはり当時の精神状態では負担になっていたのが本音ではありました。
    ここは事前に心身が回復してきたら必要に応じて復職前などに設定させてもらうとかでも良かったかなと思っています。



初稿に同じくとりとめもなく、つらつらと当時の状況を書いてしまいましたが、、こうして振り返ると、休職の1ヶ月目はとにかく「今までの疲労を回復させ、心身の状態をリセットする」期間でした。
時間があるからといって思っていた以上に生産的なことはあまりできていなかったですが、長い人生においてこのような期間は大事だったなと振り替えて思います。(恐らく今後も必要になると思われる。)

はてさて、改めて振り返るとまあまあ順調に回復の道を歩んでいるように見えつつ、本来1ヶ月で復帰する予定だったところを結果的には2ヶ月に延長することになるのですが、次回は延長に至った背景や2ヶ月目の様子を書いてみようと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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