「この呪い、君を救え」
ゴールデンボンバーの「101回目の呪い」という曲の一節です
「女々しくて」が有名ですがそれ以外にも名曲多いですよ。ゴールデンボンバー。私が初めてハマったバンドで、初めての熱です。初熱
さて。noteではあまり恋愛の話はしないようにしているんですが、今回は触れようと思います。たまにはいいですかね
「呪い」という言葉をよく使うんです。
定義としましては
「誰かを思い出すものや場所やこと」となります
この説明だけを読んで、あなたの頭の中に何か思い浮かびましたでしょうか
一緒にテスト勉強をしたカフェ。教えてもらったバンド。あの人が働いていたチェーン店。二人で学校帰りに手を繋いだ商店街。帰りの電車が全然こなかった花火大会。二人きりになった図書室。二人で星を見上げた田舎道。沈黙に怯えた下駄箱。こんな感じですね
私は基本的に過去の恋愛を全て引きずって生きていくと開き直っているので、呪いが耳無し方一スタイルで体に巻きついています
新しい恋をすると薄れることが多いですが、それでも生活の中でふとよぎることはあったり
少しだけ脱線しますが、生活していてその場にいるはずのない人の匂いがする現象は一体なんでしょうか。一応友人は同意してくれたんですが、私だけだったりするんでしょうか
本題に戻ります
「私は大学を出た後、東京に行きたい。きっとあなたは東京に自分も行くというでしょう。あなたの人生を私は背負えない」
そう私に別れを告げた彼女の働いているお店は。今でも潰れることなく鎮座しています
中学生の時、初めての彼女とのデートに上下ジャージで赴いた公園も、浪人時代に支えてくれた彼女と巡ったランチの美味しいお店も、どれも呪いとなり、今日の私を生かしてくれています
私が今までにしてきた恋愛はどれも私がゴミすぎるため終わりましたが、どの恋もしてよかったなと思える素敵なもので。私はゴミですが。大事なことなので2回言います。2回書きます
相手にもこの呪いはあるのかと考えることがあります
ただどう考えても、私と一緒に過ごした時間が今の彼女達にとっていい思い出であるとは思えないんですね
だから黒歴史でいいんですね
あんなやつと付き合うなんて私は気が狂っていたのか、時間を無駄にした。一緒に行った店に罪はないが、あいつがチラつくと考えると嫌になる
それでも、私という呪いが少しでも片隅にあればなと浅ましくも考えるのは、決まってこの街でするはずのない匂いがした時です。匂いもまた、呪いとなりうるのでしょうか
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