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うつ病の初期状態を知る
精神的な疾患として知られるようになった「うつ病」ですが、うつ病が発症する前に、あるいは軽度のうちに改善する方法はないのでしょうか?
それを知るためには、うつ病の初期の状態で起こる様々なことを知っておく必要があります。
眠れない。泣いてしまう。それはSOSのサインです
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人間の脳は、正常に働いているときは日々の出来事に対して
楽しい、嬉しい、腹正しい、寂しい、悲しいなど様々な感情を抱きます。
ですが重度のストレスが続くと、脳の感情を作り出す働きがおかしくなって、これまで感じたことのないほどの気分の落ち込みが一日中続きます。
そのため、
疲れているのに眠れない
ちょっとしたことで泣いてしまう、涙もろくなった
という症状が、うつ病の初期症状として現れることがあります。
うつ病は落ち込みやイライラなど、人の感情に関わりのある症状が出やすいので心の病と思われがちですが、うつ病は脳の働きに異常が出ることで起こる「脳の病気」なのです。
うつ病の初期症状
鬱の状態になった時にみられる代表的な初期症状はいくつかあります。
それらの症状を
本人が感じる症状(精神症状)
本人の体に現れる症状(身体症状)
周囲にいる人が気付く症状
に分けて見ていきましょう。
本人が感じるうつ病のサイン
うつ病のは「気分が落ち込んでいる」のように抑うつ気分が強かったり、抑うつ症状が重傷な場合にうつ病と呼ばれます。
そのため、本人が感じる気分や感情は負の要素が多く、以下のような項目が挙げられます。
・憂鬱で何をしても気分が重い
・楽しくない、何に対しても興味がわかない
・自分のことを悪いように捉えてしまい、自分を責める
自分には価値がないと感じる
・思考力が落ちる
・死にたいと考えてしまう
本人の体に現れるうつ病のサイン
人間の脳は感情や気持ちだけでなく、食欲など人が生きていくうえで必要な行動もコントロールしています。
そのため、極度のストレスによって脳が鬱状態になると、様々な体の不調が出てきます。
・食欲がない
・疲れているのに眠れない、あるいは一日中眠い
いつもより早く目が覚めてしまう
・体が怠く、疲れやすい
・頭痛や肩こりがある
・動悸を感じる
・胃に不快感がある
うつ病は初期の状態だと感情の変化に本人も気付いていない場合が多いので、感情面だけでなく体にも不調が出ているのは「うつ病かどうか」の判断をする重要な要素の一つになってきます。
周囲から見たうつ病のサイン
うつ病は感情や行動として症状が出てくるので、本人ではなく周りの人が見ても変化がわかることがあります。
職場や家族など身近にいる人ならなおさら変化に気付きやすいと思うので、次のような行動が出ていないかどうか注意してみましょう。
・表情が暗い
・涙もろく、ちょっとしたことで泣くようになった
・何に対しても反応が遅い
・落ち着きがない
・普段より飲酒量が多い
うつ病が「初期」である期間
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気分が落ち込んだり、憂鬱になったりすることは誰にでも起こることですが、通常であれば自然と消失して回復します。
ですが、うつ病での落ち込みは長期間持続します。
上記のような症状が1日中出ていて、それが2週間以上続く場合はうつ病になっているかもしれません。
初期のうつ病への対処法
ここまでに書いてきた症状に思い当たる人は、心療内科や精神科に行っての受診をお勧めします。
上記の症状はあくまで目安ですが、項目に当てはまるからといって100%うつ病だと診断されるわけではありませんので「これくらいは大丈夫」という自己判断はせず、少しおかしいなと思ったら病院で相談してみましょう。
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また、いきなり病院に行くのがためらわれる場合は、周りの人に自分の行動を見てもらい、自分が意識していない時にもうつの症状が出ていないか確認してみるのも一つの手です。
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