ホン日のおすすめ:「人が集まる職場 人が逃げる職場」
読みかけの本と、読みたい本。それらに囲まれて生活することがなんて贅沢なんだと思う今日この頃。どんなジャンルでも、色んな情報を得ることが出来る本、大好き。出来れば本に囲まれて老後を過ごしたいです。なんて。
さて本日は、タイトルに魅かれて何となく購入していた本です。
就職・転職しようとしている人も、現在進行形で勤めている人も、気になる内容ではありますよね。「最近の若い子は××」とか「メンタル理由に辞める人多いのが現代」なんて言う人もいますけど、じゃあ「なんで職場でメンタルがやられちゃうのか」までは考えていなかったり。「最近の~」うんぬん言う方も、じゃあ自分はその若い子たちの事を理解しようとする努力はしたのか、と問われると疑問だなと思ってます。
その職場に「成長」を感じる何かがなければ人は離れていく。そして、その感じるものを共有できれば、そこに人は自然と集うものなんじゃないかなとボンヤリ思っていたところ、そんな感じの事も触れられていたので「ああ、そうだよなあ」なんて思いながら読みました。
参考になる点は多かったのですが、「フィードバックはするけどフィードフォワードはしない職場は人が逃げる」というのはちょっと納得しました。確かにフィードフォワードの部分は欠けていたかなあ、と。フィードバックすることは大切だけど、いかんせんマイナス方面にのみその作用が働いていた気がしていたんですよね。そうか、フォワードの部分を付け加えるのは大切だ、と勉強になりました。
昔、「会議は立って行う!」というのが話題になった時がありました。要は、無駄なことをだらだら話さない、必要なことを短時間で!ということですけど、今の時代、改めてそれが大切だと感じています。いわゆる「面倒くさくて逃げたくなる職場」って、やたらと会議が多い上に、「え、これだけ時間使って全然前に進んでいない」感が強く、やたらと報告書なんかの書類をこまーかくあれこれ提出せよという。それ、いる?みたいな。ペーパーレスにしたはずなのに、やたらとルールが複雑になっていたら意味もないわけで。
そんなことをぼんやりと考えていた時だったので、非常に楽しく拝見させてもらいました。