週の半ば、水曜日はやっぱり不機嫌。
(昨夜は今季初の蚊の出現によって眠りも浅かったよう。息子の血が一番美味しいみたい。)
涙目にはならなかったけど「今日は嫌や…」と。「今日も、でしょ?」と返すと、怒って「今日が今までで一番嫌なの!!!」と。
子どもって今を生きてるって本当だな…。
河合隼雄の本に続き、心にズン、と響いた本『9月1日母からのバトン』。
生きるって本当はすごくシンプルなんじゃないか、と素直に思えた。
“もったいない”って、日本人にとって当たり前の精神のはず。それって物に対してだけでなく、命に対してだって同じく当てはまる。
そんなことが、すっと心にしみわたった。
私自身、目の前に見えるものしか見ていなかった。今の現実しか見ていなかった。
子どもが“今”を生きているように、私も目の前の現実を悲観的に見るんじゃなくて、能動的に自分の“今”を精一杯生きようって思う。そうしていたら、いつの間にか“点”が線となって、ああ、いい人生だったなって穏やかに思える日が来るのだろう。
内田也哉子さんの言葉がとても優しい。
最後に、私の心に残った母としての樹木希林の言葉を。
今日の給食は唐揚げ。それが楽しみ。だから行く。でも、漢字テストは嫌。だから教室の前までついてきて欲しい。そんなシンプルな思考で今を生きている息子。
樹木希林のように、私も「あ、そうなんですね」と受け入れて、教室までついていこう。もちろん、母としての覚悟と共に。