見出し画像

その尻尾で何を釣るつもり?

動物とのコミュニケーションは、個性や種類によって異なります
それぞれの反応や理解の仕方を観察し
その子に合わせることで、より深い絆が育ちます

📺

一緒に暮らした犬と猫のおかげか、動物はとても好きです

私と一緒に暮らした犬の場合、優しい女の子なので
冗談は成立しにくいです
しゅんとして、庭の端へ行き反省しそうなので
「心当たりは無いけれど……」と
困惑するでしょう、きっと

📺

その点、僕が高校2年から一緒に暮らした猫
最初の猫、生後45日で来た子
この子は、母の友人の獣医さんに
猫飼いたいと相談し、探してもらいました

獣医さんのお宅で、スコティッシュフォールドと
アビシニアンを飼っており
(アビシニアンの方がお父さんです)

「子ども生まれたよ」とご連絡頂きお迎えしました
その時に、ちょっと面白いことがあって

最初の猫だから、女の子の方が飼育しやすいと学び
そうお願いしていました

ところが「すごい面白い子が生まれたんだけど、男の子だけどどうする?」と電話が

一言に情報が多過ぎるわけで大混乱です

猫の生まれたばかりの赤ちゃんがすごく面白い
獣医さん、何で分かるの? って話ですが
分かるんでしょう
結果的に、めちゃくちゃ面白い猫でしたから

生まれた時に獣医さんが見抜くくらい
面白い何かがあったのでしょう
けど、我々は分からないので
とりあえず生後45日の時点で離乳食を食べられるし、獣医さんの許可も得たから

家族で猫をもらいに行きました

寒くないかななんて思いながら連れて帰ってきて

一緒に暮らし始めて、子猫が特に不安があるわけでもなく
「お母さんどこ」と探すわけでもなく
キョトンとして、「なんか僕の周りすっごい変わったんだけどこれはどういうことかな」と

環境の変化に順応していました
Now Loadingという感じです

手のひらサイズの子猫
小粒の葡萄みたいな、澄んだ水色とエメラルドグリーンの中間みたいな瞳で

体のベースはグレーで目立った模様は無いけれど
単なる灰色ではなく、ちょっと複雑なのです

毛は長すぎもせず、短毛ですが
抜け毛は結構ありました

そんな手のひらサイズの子がキョトンとして
「これはどういうことだろう」と状況を理解しようと試みて

ここが僕のトイレみたい
ここはご飯とお水
ベッドはたくさん!
爪研ぎはご自由に(誤解です)

と、新しい環境に慣れてくれて、一年もせずに

「ここは、僕の家です。みんなは家族だから
居させてあげるけど、僕のものだからね
僕の縄張りにみんないるってこと
分かってくださいね」と、家の主人(猫主観)になりました

📺

庭に面した窓の手前に大きなクッションを
僕が気に入って使っていたものを
手のひらサイズ時代にあげたので

眠りたい時
一人になりたい時など
そこに行く彼のホームポジションでした

窓辺の彼の指定席に彼がいるから
そこにいる間は居間の三人掛けのソファーは空いているわけです

ちなみに、猫は三人掛けのソファーを
どう使うかというと、真ん中に行くわけです
彼の家なので

彼の中では、彼が自分のベッドにいるとしても
ソファーに私達人間が座ると
こっちくりって振り返り
「分かってるよね」という顔するわけです
「それは僕の縄張りだからね。そのソファーは僕のだとわきまえてね」とジッとアイコンタクトしてきます

猫がお好きな方は、そういう顔する子いるよねと
絵が浮かぶかもしれませんね

僕の母が固定資産税払っており
僕にしろ猫にしろ、住ませてもらっているのです

猫から見ると、居間とキッチンがつながってるスペースなので
「みんな出たり入ったりせわしないけど
僕はここで暮らしている
僕がここ一番使ってる
僕が一番使ってるんだから、ここは僕の縄張り」と
完璧な猫理論で納得しているわけです

そんな個性なので、この子は冗談を言っても大丈夫で
気悪くして「そういうの相手してあげない」と
立ち去るなり、仕返しに来るなり
リアクションする子なのです

そして逆もあるんです

私が17歳だから、90年代なのです
30年近い時間が流れています

あの頃テレビはまだ地上波デジタルではなく
ブラウン管でハイビジョンが映らなくて
奥行きのある
結構存在感がある箱が家の中のコーナーに置いてありました

猫にしてみればちょっとあったかいし
高さもちょうどいいし
自分がくつろいで、まるくなるスペースはあるし
安定してるし誰もそこに来ないし
何より家族の視線がテレビに集まるから自動的に自分に注目が集まる

こんないい場所ないわけです
「僕、いい場所見つけた!」とテレビの上に行くわけです
人間としては猫がテレビの上を気に入っても
問題ないので、テレビの上に今は居たい気分なのだねと受け止めていました

そんなある日

サッカーかを見てたんです
家族揃って

うちの子は、ボディランゲージの一種として
例えば呼ばれて返事をする代わりに
尻尾で答えるなどしますが

その時は、とくに関係なく、唐突に尻尾をプラーンと垂らして
画面の一部を見えなくするのです

「見えないよ」
尻尾わさわさ(知ってる)
「邪魔だからどけて」
尻尾わさわさ(イヤです)

猫の側が、人をからかってます

人間がテレビに注目し、自分に注目しないのが
面白くなかったんじゃないかなと想像しています

📺

実際はどうだったのか、夢に出てきてくれてもいいのに、彼、複雑な性格なので
呼んでも来ないのです​​​​​​​​​​​​​​


関連note



お礼とご紹介と、ご提案

9/13 16:00 -9/17 15:59 がキャンペーン期間です。Amazonのルールで5日間です。


全人類向けに書きました
みんな違うから、何は共通するか厳選しました

お役に立って時間を浮かせます
無料の内に、ダウンロードなさることをお勧めします

すぐ読めるようにデザインしたから
人生に関するその方の具体的な問題を
整理するのに活かせます



いいなと思ったら応援しよう!

Trgr / カラストラガラ | モチベーションUP | フォロバ100
ここまでお読み下さりありがとうございます。もし、良い点がございましたら、Twitter・Xでシェアして下さると嬉しいです。

この記事が参加している募集