マッチングアプリの時代に、戦う皆んなへの失敗談の共有: 信頼されて全部話された話
人間関係の距離が近いほど対人関係は難しいから、無理もないですよね。「お互いに」が重要だよなぁと拝読しました。
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私は40代後半で恋愛はもう終えています。興味関心が他にあります。だから、マッチングアプリなど現代の苦労を知らない昔の人間です。
読者さんのヒントになることを願い、カッコ悪い失敗談を一つします。
価値観は様々で、生きている限りパートナーと恋愛したい方もいるし、生きる力の源の方もいるし、興味ない方もいるし、もういい方もいる。僕は最後のタイプ。恋愛は素晴らしいけど、全身全霊使うから、もう距離を置き懐かしむだけです。
これは悪口ではないんですけど、こんな困ったことがあったよって書くから悪く聞こえちゃうかもしれない。過去に交際した女性に対して恨み辛みや憎しみはないです。どの方も、憧れるような長所があるから交際しました。今よりも未熟だった私を、それぞれの愛し方で愛してくれてありがとうと感謝しています。
極端な話、憧れて告白して断られた経験も20代にあるわけです。そういうのも、あの時はありがとうございましたって、一瞬で、その方の全力で、私は違うと「査定」してくれたから、 努力してその後で他の人と恋愛することができた。成長するために本当に助かったと考えているから、 恋愛に関して恨んでる人は、告白を断られた相手も含めて感謝してるわけだから、誰一人いません。
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されて一番嫌だったこと。過去のパートナーのことを聴いたわけでもないのに、何故か全部話されたこと。ルール違反だと思うんだけど、ベッドの中のことを全部話されたこと。 過去に何人付き合ったかではなく、そのディテール。人は意識して忘れられないから、今でも覚えている。
それはさすがに嫌で、全部聴きましたけど、 その人の話から生育歴も(聞き出したんじゃなくて、前に言っていたことと踏まえてその人が言っていることからどういう生育歴なのか見えてくる)理解して聴きましたけども、男性であれ女性であれ、洗いさらいぶちまけたかったら、 専門家とか自分のことは知らない匿名の誰かにすべきであって、自分のパートナーに洗いざらい話すのは、僕は残酷だと思う。
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相手を大事にすることと、相手を依存させることは違って、お互いに尊重することが大事で、お互いに助け合うのであって、 片方が耐えて支えすぎるというのは、相手が寄りかかってしまうので、それは安心できるかもしれないけれども、 愛ではなくて、「楽だ」ということになると思うんですよね。
一緒にいて楽な相手というのもすごくいいんだけど、何でも話せる相手がいいというのもいいんだけど、私はその人に何でも話しているわけではないのです。話せないほど深刻な経験や記憶もある。だから、片方が尽くしすぎてしまったり、我慢しすぎてしまったりすることっていうのは、 あまり良くない。
じゃあどうすればいいか?
価値観も個性も文化も全部違うし、 恋愛はそのパートナーとの文化や歴史を一緒に育てていくという面もあると思うから、 その人たちにとって、我々にとっては何がOKなのかということを話し合うことが重要だと思うんですよね。
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僕の場合はそこができなくて、話を聴いてあげすぎてしまったというのが私の失敗です。 誰かを愛すること、理解することは、どこまでも無限にやってあげたいんだけど、 実際問題、僕らには限界がある。せっかく恋愛するんだったら、限界を超えて取り組むよりは、もっとお互いに無理がないやり方がいいんじゃないかなと、僕は思う。
もしも、お互いに洗いざらい話すことを良いというその方々の間の「文化」であるなら、それはそれで良いと思う。他人の失敗談が読者の役に立つかもしれないので、書いてみました。
なお、何でそんなに聴くの? という点は、長くなるのでカットしました。プロフィールにリンクしますね。
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