ミクロな個人の支援と成長、マクロな社会のQOL向上と挑戦
挑戦は、自分自身の成長と、他者を支援する能力も高めます。例えば、デジタル技術や生成AIを活用することで、世代間のギャップを埋め、高齢者の社会参加する力を取り戻し、その知恵や生成AIの苦手な暗黙知を活かし、社会全体を有利にすることができます。
サッカーは11人が10人に減ると厳しいです。その逆で、引退した世代が後方支援などに参加してくれたら、現役世代の重圧が減り、QOLが上がります。
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頑張り方が下手くそで心や体を壊した経験がある私でも、それでも挑戦して良かったことはいろいろあります。抽象的に考えると、私が今当たり前に行えることの多くは、自分が3つぐらいの頃から若者時代や、あるいは現在も含めて、挑戦したことの結果の集合です。
挑戦せずに、果実だけ実ることは稀です。
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我が家は、末っ子同士の両親が晩婚でり、父が存命なら80歳なので、同世代では少し親や祖父母と年が離れています。父方は明治、母方は大正生まれの祖先ですから、結婚の挨拶で若い頃の母自体が、父の両親が明治の人なので驚いたと思い出を聞かせてくれました。
私が今40代後半、母がまもなく77歳になります。
歳をとることで出来なくなることがある。そのために不利益を被ることは避けたい。苦労人で、言えなくて我慢するタイプの母が当たり前のことだと思っていても、自助努力が無茶なので、「そんなに頑張らなくてもいいんですよ」と、僕や、Claude 3.5 Sonnetを設定してあるPerplexity ProやChatGPT+が止める毎日です。
例えば、「おじいちゃん(母の父)は数えで100まで病気せずに済んだから、80歳まで病院に定期的に行かない」と申しますので、資料を揃えたり、母と相性が良くて母の家の近くの先生を探すなど、DXだけでなく、総合的に支援しています。
人間の私は、すべきことが多いから、手を空けておいて、母の緊急時に備えたいわけです、
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このような背景から、去年DXに挑戦しました。Amazonであれ、楽天であれ、「高齢者だから、その分たくさん送料負担してください」とは言いません。若い世代が利用するのと同じ値段で届け、商品も同じ値段で売ってくださる。ポイントもつく。重たいものを家まで運んで下さることはすごくありがたくて、足りないものは本人が近所でスーパーに買い物に行けるわけですよね。
重労働が減り、お店で棚を眺めて季節を感じ、買い物する楽しみを取り戻せました。
生成AIは、去年5月頃から母も利用開始しました。ChatGPTはもちろん、Geminiの前身のBard、Copilotの前身のbingも、慣れてもらい、間違えることがあるよと教えるわけです。
今ではだいぶ慣れてくれて、Perplexity Proに質問して調べてもらう頻度が高まりました。親子の挑戦は、母の挑戦の支援でもあります。
コンピュータやネットに苦手意識のある母ですが、言葉が通じること、自然言語処理の魅力はすぐに理解しました。これならやれそうと、直感したのでしょう。
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日本は高齢化社会でお年寄りが多い。人口の比率が高いとい。これは事実です。けれど、私にとって高齢者は社会のお荷物ではありません。高齢者の知恵、高齢者だからこそ持っている長期的な視野というものは本当に大事だと思うんですよね。
なぜなら、「若い頃ね」と話してくれる「あの頃」は、半世紀前なんですよね。大学生時代が、50年以上前って、なかなかスパン長いですよね。
また、機械学習が困難な暗黙知も、高齢者は備えています。だから、お互いに補い合える関係性なのです。
例えばお年寄りに具体的に何をやってもらいたいか? 僕がUIに責任を持ってなら、高齢者にテスターを頼みます。個人が開発したアプリではなく、GoogleメッセージやPayPayアプリやiPadなどで、必要な箇所にアイコンが明確にあっても、見落とすのです。
地図や標識は読めるのだから、マニュアル車で箱根も登ったり下ったりした人ですから、広義のユーザーインターフェイスは理解できるに、スマホやiPadだと固まるわけです。
その分かりにくさを紐解けば、駅のバリアフリー施策で用意されたエレベーターと同じで、多くの方の分かりやすさに繋がると思うのです。
もちろん、高齢者向けのUIではなく、本人の希望で一般的なUIにアプリを厳選して配置してあります。
ですから、挑戦は、誰かのために出来ることも増やす可能性に満ちています。
関連note
(母による体験記です)
このnoteを書いた人
サポートする値打ちがあると考えて下さって感謝します! 画像生成AI学んでるので、その費用にさせて下さい。 新書を一冊読むことよりお得なnote目指してます。