【60代】あなたの自由を増し加えるために、予想されるトラブルを減らしませんか
老いることの本質は、できたことができなくなることです。それは生まれつきの能力だけでなく、努力して獲得したものも含みます。この理不尽な変化に対して、いかに適応し、自分の人生と折り合いをつけていくかが60代の腕の見せどころです。
🍁
60代は、30代や40代のお子さんがいる世代であり、ご高齢の親御さんの介護もなさっているかもしれない。この年代は、老いを実感し始める時期です。年を取ることは、赤ちゃんが成長することと同じく変化の一つですが、その中身は異なります。
🍁
老いの過程では、社会生活を維持するために、できなくなった部分を誰かがカバーする必要が生じます。これは家族や介護サービスなど、様々な形で現れます。全て自分で責任が取れなくなることは、受け入れがたい現実ですよね。
🍁
しかし、この変化は自然なプロセスです。20代、30代、40代、50代とずっと支える側にいたのですから、支えさせて下さい。我々も通る道です。これは世代間の役割の移行です。今の世代が安心して老いることが出来なければ、次世代もそうなります。避けたいですよね。
🍁
60代を生きる上で重要なのは、ご自身の人生の集大成として、この時期を捉えることです。努力なさったこと、生きてきた証を振り返り、たとえ願いが叶わなかったことや悔しいことがあったとしてもなお、ご自身の人生と「和解」することを勧めます。
🍁
晩年をいかに過ごすかは、「責任の線引き」を意識することが鍵となります。自分が責任を取れる範囲を認識し、それを超えないようにすることで、周囲との関係を良好に保つことができます。これは、若者も中年も、全ての人が取り組むことです。萎縮して遠慮するのではなく、どこまで責任を持てるか意識することで、機能美のような美しさが生まれます。
「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、自分の人生という作品に最後のサインを添える。こんなイメージはいかがですか?
なお、平松医師の本を紹介します。ご自身が老いを予習してもいいし、ご家族に読んでもらうことも、豊かなことです。
関連note
この記事を書いた人
サポートする値打ちがあると考えて下さって感謝します! 画像生成AI学んでるので、その費用にさせて下さい。 新書を一冊読むことよりお得なnote目指してます。